利用頻度の低いファイルはNASからS3へ「活文 Hybrid Storage Manager」
日立Sol、既存のNAS+AWSの連携ストレージサービスを発表
2014年03月06日 06時00分更新
日立ソリューションズ(日立Sol)は3月5日、企業が保有するストレージとAmazon Web Services(AWS)の「Amazon S3」サービスを連携したストレージクラウドサービス「活文 Hybrid Storage Manager」を発表した。4月25日より提供を開始する。
活文 Hybrid Storage Managerでは、企業内のストレージ(ファイルサーバ、NAS)から利用頻度の低いファイルを自動的に選別し、暗号化したのちにAmazon S3へと自動で移動、企業内ストレージの空き容量を増やす。これにより、企業内ストレージの増設にともなうハードウェア/ソフトウェアコスト、運用管理コストの抑制を実現する。
Amazon S3に移動したファイルも、「仮想ビューワー」によってエンドユーザーからは従来どおり企業内ストレージにあるかのように見え、アクセスするとAmazon S3から企業内ストレージへと戻される。そのため、エンドユーザーは双方のストレージを意識することなく利用できる。
Amazon S3への移動は、日立ソリューションズが蓄積してきたファイル管理ノウハウ/経験に基づく複数のポリシーを用い、利用頻度の低いファイルを効果的に選別できるとしている。
利用は月額制で、オープン価格(利用容量に応じて料金が変動)。Amazon S3の利用料金も含まれる。