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増え続けるタグをまとめて管理「タグマネージャー」とは

2014年03月05日 13時00分更新

Web Professional編集部

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 ソーシャルメディアやアドテクノロジーの普及によって、運用中のWebページにHTMLのタグを追加する機会が増えている。広告効果の計測やコンバージョンページのトラッキング、ソーシャルボタンのコードなど、タグを追加、削除するたびに制作担当者にHTMLの修正を依頼する必要があり、特にページ数の多い大規模サイトでは作業に手間がかかるのが課題だった。

 こうした作業を簡略化できるツールが「タグマネージャー」だ。タグマネージャーはWebページに埋め込む外部サービスのタグを一元管理できるWebサービスで、2012年にグーグルが「Googleタグマネージャ」を開始したほか、ヤフーも「Yahoo!タグマネージャー」を提供している。

 タグマネージャーによるタグの管理では、個々の外部サービスのタグの代わりに、タグマネージャーの管理画面上で作成した専用のタグをページに追加する。以降、外部サービスのタグの追加・削除は管理画面で設定するだけで反映されるので、Webページを修正する必要がない。

 タグの読み込み方法には、Webページに外部サービスのタグを戻して実行する「タグコンテナ方式」と、タグマネージャーサーバー上でタグを実行する「サーバーダイレクト方式」がある。サーバーダイレクト方式は、ブラウザーの遅延による障害やシステムの障害を回避できるメリットがあるが、2014年3月時点では、タグコンテナ方式を提供しているサービスが多く、サーバーダイレクト方式を導入しているサービスは少ない。

 タグマネージャーで導入可能なタグは、アクセス解析ツール、広告効果測定、リマーケティング、ソーシャルボタン、第三者配信計測タグなど。サービスによって対応しているタグは異なり、マウスオーバーの計測など、個々の機能の設定をタグマネージャー上で変更できるものもある。また、最近では、Webサイトだけでなく、SDKの導入によりアプリにも対応しているサービスも登場している。

 タグマネージャーの導入によって、タグの追加・削除がラクになる、ソースコードの見通しがよくなり不要なタグの整理ができる、ページの表示が速くなるなどのメリットがある反面、設定ミスによってページの表示に影響を及ぼすなどのデメリットもある。ただし、ほとんどのタグマネージャーがエラーの検出やデバックモードなどを用意しているので、既存のタグの確認もかねて導入を検討してみてはどうだろうか。

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