このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

新しく生まれ変わったタッチ対応一体型デスクトップ「Endeavor PT110E」を使ってみた! 第2回

BTOメニューの組み合わせが豊富

自由なカスタマイズが魅力のタッチ対応一体型デスクトップ「Endeavor PT110E」

2014年03月20日 11時00分更新

文● エースラッシュ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「Endervor PT110E タッチ対応液晶モデル」

 エプソンダイレクトの「Endeavor PT110E」は、ビジネス向けの一体型デスクトップPCだ。従来は単純にディスプレー一体型の省スペースに設置できるマシンという位置づけだったが、これにWindows 8.1をインストールしたタッチ対応ディスプレー搭載モデルを追加。タッチ操作のできるビジネス一体型PCという「Endervor PT110E タッチ対応液晶モデル」が誕生した。

 前半では、タッチディスプレーやインターフェースについて紹介したが、後半ではベンチマークやBTOメニューについて見ていこう。

バッテリー内蔵で不意の停電やちょっとした移動にも対応

 エプソンダイレクトのこのシリーズはもはや定番なのだが、このマシンはデスクトップPCでありながらバッテリーを搭載している。本体背面のスタンド内側にあたる部分をはずすと、バッテリーが取り付けられるのだ。

 ちょうどノートPCのバッテリーと同じスタイルで、付け外しは簡単だ。本体を使うために電源を接続していれば自動的に充電されるのもノートPCと同じだ。オプションではあるのだが、いざという時に備えて同時購入しておくのもよいだろう。

 ちなみに「BBench」で連続利用時間を計測したところ、1時間44分03秒使うことができた。デスクトップPCが停電等に備えるためのものとしては十分すぎる実力だろう。また、バッテリーがあるおかげで気軽に電源ケーブルを抜いてしまえるのもおもしろい。会議中にテーブル端に設置しているのでは不便になった時や、会議室を移動しなくてはならなくなった時、マシンごと移動させてしまうという使い方も可能だ。

デスクトップPCでありながらバッテリーを内蔵

 一方、本体に標準付属しているACアダプターはスリムだ。ケーブル自体も細く、取り回しがしやすい。PC本体がすっきりしてもACアダプターが嵩張るタイプだと結局デスク周りが整わないから、こういう部分がスリムなのもうれしい。

付属のアダプターはコンパクトで細いケーブルを仕用

スムーズに動いてくれる快適マシン

 Endeavor PT110Eの使用機の構成はCPUにCore i7-4702MQを採用し、8GBメモリーと256GB SSDを搭載したものだ。BTOメニューの中では最上位のCPUを選択しているが、メモリーとストレージは最大ではない。この構成でベンチマークによる性能評価を行った。

 Windows 8.1には、快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」が搭載されていないため、評価実行ファイル「WINSAT.exe」の実行結果を「Windows エクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサー」の値は「7.8」、「メモリ」の値は「8.1」と好成績で、「プライマリハードディスク」の値もSSD 搭載機らしく「8.15」と上々だ。一方でグラフィックス関係は「グラフィックス」の値が「5.7」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.2」と抑え目だ。これはグラフィックス機能がCPU統合のインテル HD グラフィックス 4600であることを考えると妥当なところだろう。

 ほかのベンチマークでも同じ傾向が出ている。PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」PCMark 8」では非常によい成績が出ており、3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」は抑えめだ。もちろん、ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」のスコアもよい。

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」

 実際の使い心地も非常によい。SSDのおかげで起動等もキビキビしていて、基本的に待たされるということはない。グラフィックス系の書類を必要としていないオフィスワークならば、まず困ることはないはずだ。

エプソンダイレクト株式会社


(次ページ「多彩なBTOメニューでユーザーごとにぴったりなマシンが作れる」へ続く)

前へ 1 2 次へ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中