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ビッグデータビジネス海外展開、日立がデンマークにもラボ

2014年03月04日 04時56分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 日立製作所は4日、ビッグデータビジネスの開発拠点「ビッグデータラボ」を新たにデンマークにも設立すると発表した。同ラボはすでに海外で、昨年4月に米国、同年6月に英国に開設しており、今回のデンマークは3番目の拠点。日立ヨーロッパ社の研究開発組織「ヨーロッパR&Dセンタ」の中に位置づけられ、デンマークで事業を展開する日立コンサルティング社とも連携する。

 同社は昨年4月にグローバルR&D体制の強化策を打ち出し、グローバルに人財を求め、海外の研究人員を増やすと発表。研究開発の海外拠点も拡充するとした。ビッグデータラボはビッグデータビジネスの開発拠点。各国・地域の特性に応じたテーマで研究開発を行い、たとえば英国のビッグデータラボでは、ビッグデータ利活用やITを駆使した医療コストの抑制とQOL(Quality of Life)向上の両立を目指すプロジェクトを推進している。

 今回の新設したデンマークでは、デンマーク政府が重要なテーマに挙げている「環境・エネルギー」や「トランスポート」、「ヘルスケア」といったテーマから研究開発に着手する計画。デンマークの主要都市において、産官学イニシアティブや現地機関とのユーザー参加型の協働実証への参加等を通じて、新たなサービス・コンセプトの構築やビジネスモデルの策定に取り組むという。

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