企業サイトにも広がるTumblrの事例
こうしたメリットが受け、企業の公式ブログとしてTumblrを導入するケースも増えています。特に海外のスタートアップ企業ではその傾向が顕著で、InstagramやPathの公式ブログ、Twitterの障害情報を伝える「Twitter Status」などがTumblrを利用しています。
企業がTumblrを活用する流れは徐々に日本でも広がっています。一例を紹介しましょう。プログラマーの技術情報共有サービス「Qiita」は、Tumblrで公式ブログを運営しています。
ニコンは、ブランドプロモーションサイト「Nikon Brand Story」をTumblrで展開しています。
アイドルグループ「でんぱ組.inc」の公式サイトもTumblrで作られています。
現在は別サイトへ移行していますが、ユニクロ銀座店は、オープン当初、ショップ情報をTumblrで発信していました。
これらのサイトを見てみると、1つとして同じデザインは無いのが分かります。Tumblrは、テーマ制作の自由度がきわめて高く、基本的にどんなHTMLでも記述可能です。「Tumblrで作ったとは思えない」と言われるサイトが数多くあるのは、Tumblrのカスタマイズ性の高さが理由です。
企業サイトにTumblrを活用しよう
Tumblrを企業サイトに利用することは、企業の担当者、Webサイト制作者の双方に大きなメリットがあります。企業の担当者にとっては「更新しやすく、記事が拡散されやすい」、Webサイト制作者にとっては「テーマが作りやすく、カスタマイズしやすい」というメリットです。
今後は、Webデザインの仕事でも、WordPressだけでなく「Tumblrを利用したWebサイト構築」が増えていくでしょう。そのためには、Tumblrには何ができて何ができないか、他のブログやCMSとどう違うのかを把握する必要があります。
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次回は、Tumblrのテーマ変更方法、カスタマイズの流れを解説します。