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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第36回

楽天に買収されたコミュニケーションアプリ「Viber」を徹底解説

2014年02月26日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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さまざまなやりとりができる「メッセージ」

 「メッセージ」では、チャットが行なえる。テキストでのやりとりはもちろん、絵文字や写真、動画、現在位置を送信したりできる。LINEのスタンプのような「ステッカー」にも対応している。ステッカーは「Stickers Market」から入手するが、無料のものも多い。しかも、1つで30パターン以上収録していることが多く、お得感もある。手書きの画像を送れる「Doodle」もユニークだ。

「無料テキスト」でメッセージのやりとりをスタート

テキストや絵文字、ステッカーなどを利用できる。反応速度はほぼリアルタイムだ

入力画面を左にスライドするとステッカーを利用できる。追加する場合は「+」をタップする

「楽天パンダ」のステッカーが無料で配布されている

「Doodle」ではフリーハンドでイラストを描いて送信できる

歯車アイコンをタップすると背景画像を変更できるほか、メッセージへの参加者を追加できる

今なら無料!
固定電話にもかけられる「Viber Out」

 Viberから普通の電話番号を持つ固定電話や携帯電話にかけることもできる。その際は料金が発生するものの、通常よりも割安なのがウリ。固定電話なら2.3セント/分(2.35円)、携帯電話宛てなら9.8セント/分(10.03円)で済む。「Viber Out クレジット」をクレジットカードで購入した後に利用できる。

お詫びと訂正:掲載当初、料金表記の部分について誤りがございました。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます。(2014年2月26日)

 現在(2月25日現在)はキャンペーン中のためか、クレジットなしでもViber Outが利用できる。通話品質は高く、Viber同士よりも音質がいい。遅延もほぼ感じられない。これなら常用もできそうだ。

通常の電話番号にかける際は「Viber Out」を利用する

通話操作は普段と同じ。音質・反応は良い感じ

Viber Outを利用するにはクレジットを購入する。料金は「通話料金のレート」で確認できる。クレジットは100円/500円/1000円の3パターンが用意されている

設定をカスタマイズして使いやすくする

 「その他」からは、各種設定にアクセスしたり、友達を招待したりできる。プライバシー項目に「アカウントの非アクティブ化」という機能が用意されており、使わなくなったときにデータを一気に削除できるのが安心だ。

「その他」を開いたところ。「編集」では自分の名前やアイコン画像を変更できる。「Viber Out」やステッカーマーケットにもアクセスできる

「設定」では、さまざまな項目が用意されている。写真や動画が届いた時に自動でカメラロールに保存したり、既読を非通知にしたりできる

 以上がViberの説明書となる。アプリも頻繁にアップデートされ、機能が充実してきているし、楽天という強力なバックボーンも得られた。LINEで問題になっている「既読」機能も、Viberなら「表示」機能をオフにできるという自由度もうれしいところ。まだ主に利用するメッセージアプリが決まっていないなら、Viberも検討してみてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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