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本当にiPhoneよりウォークマンの音はいいのか!?第1回

「ウォークマン」がiPhoneより音がいい理屈を解説!

2014年03月03日 12時00分更新

文● 海上 忍

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iPhoneとはココが違う その3
最上位機種ならではの高音質パーツ

本体背面。下方が出っ張っているが、ここに大型のコンデンサーなどが内蔵されている
本体背面。下方が出っ張っているが、ここに大型のコンデンサーなどが内蔵されている

 NW-ZX1を裏返すと、本体下部が隆起していることがわかる。これは単なるデザインではなく、高音質パーツを搭載することがおもな理由だ。

 S-Master HXではカップリングコンデンサーを削除する選択をしたために、正と負の電源で波形を作ることになり、その電源として低ノイズで定評ある「OS-CON」が採用された。OS-CONを収めるにはそれなりの厚みが必要になるため、その部分をやむなく隆起させたのだろう。

 そのOS-CONは+/ーに分けられ、さらに左右各チャネルで独立配置される。計4基の独立した回路から給電することにより、音の力強さを確保するとともに、音量の変化による急激な電力消費の変動にも耐えられるようにすることが狙いだ。

 デジタルアンプ(S-Matser HX)から不要なノイズを取り除く回路には、フィルムコンデンサが採用されている。ヘッドホンラインの場合、一般的にはセラミックコンデンサーが使われるところだが、セラミックコンデンサーは直流電圧に対する容量変化が大きく、オーディオ信号を通したとき歪みが発生しがちになる。

 フィルムコンデンサーのほうが歪みは少なく、音質面において有利だ。

従来は最終出力の前にカップリングコンデンサーがあった
従来は最終出力の前にカップリングコンデンサーがあった
S-Master HXではマイナス電源を追加(赤の部分)し、直流成分を出さないようにすることで、カップリングコンデンサーの省略が可能になった
S-Master HXではマイナス電源を追加(赤の部分)し、直流成分を出さないようにすることで、カップリングコンデンサーの省略が可能になった
電源部は低ノイズで定評ある「OS-CON」を4基搭載、L/R正負独立させることで相互干渉低減につなげている バッテリーと本体をつなぐ内部電源ケーブルも、通常より電気抵抗が低いものを採用する
電源部は低ノイズで定評ある「OS-CON」を4基搭載、L/R正負独立させることで相互干渉低減につなげているバッテリーと本体をつなぐ内部電源ケーブルも、通常より電気抵抗が低いものを採用する

 このように、数値/スペック的にNW-ZX1は従来のウォークマンから頭ひとつ抜けており、実際聴いた印象もいい傑出したデジタルオーディオプレーヤーといえるが、 実際には実際には音源の種類やジャンルによってはiPhone 5sのほうが高音質、という場合もあるのではないか?

 というわけで、音質の比較もしてみる予定だが、その前に次回はウォークマンの使い勝手はどうなのか、その再生環境をiPhoneと比較しつつ紹介してみたい。

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