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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第37回

なぜ、人は騙されてクリックするのか?

2014年03月07日 09時00分更新

文● 前田知洋

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『ビッグに、有名に、なりたい人』や『楽して儲けたい人』が騙される
「信じるものは救われない」情報商材、妄想プロフィール系

 情報商材系に多いのですが……。「いままでタブーだった情報を公開します……」っていうヤツです。その情報の真偽は別としても、その発信者のプロフィールを読むと、クラクラとするほどの妄想プロフィール、もしくは盛り過ぎの主観プロフィール。というのは、もし情報に本当に価値があって、活用して成功できるのなら、経済誌や新聞に登場できるくらい有名になってるはず。ところが「事情があって、本業を辞めることになりました……」なんて謎なこと書いてあったりします。最近話題になったシンフォニー作曲者のプロフィールも同じケースです。

 現実と妄想(フィクション)の区別のつきづらい人が引っ掛かりやすいです。まぁ、そんなサイトを運営してる人もまた、妄想の被害者の場合もあるのですが……、合掌。

 あと、大金持ちの未亡人が、知らない人にメールでムフフな頼み事をすることはありません。『ムフフなメール』は、ソッコーでゴミ箱にどうぞ。

ムフフなスパムはソッコーにゴミ箱に入れています。ときどき仕事のメールも……(笑)。

弱い部分があることは悪いことじゃない

 それなら、そんな弱点を克服すればいいのかというと、そうではないと思っています。上に挙げたような人間の弱点は、大小こそあれ、誰もが持っている弱点でもあるはずです。たとえば、「自分には無限の可能性と未来があると信じたい」「仕事や人生を効率よくこなしていきたい」「成功したい」など。

 でも、そんな詐欺に引っ掛からない人は、自分の弱点を理解しているからかもしれません。自分の弱い部分を知っているからこそ慎重になれる。

 昔の教訓「石橋は叩いて渡る」じゃありませんが、「リンクは叩いてからアクセスする」、あっ!叩いたらダメか……(笑)。

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。現在、ビジスパからメルマガ「Magical Marketing - ソシアルスキル養成講座 -」を配信中。

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