年々、日本から参加するサークルが増え続けている台湾最大級の同人即売会「Fancy Frontier開拓動漫祭」(以下、FF)。同イベントは、台湾のアニメ雑誌「FRONTIER」が主催し、今回で23回目を迎える歴史あるイベントだ。
各種オタクイベントが開催される台湾オタクの聖地“台湾大学 総合体育館”で開催された「Fancy Frontier 23」
日本のコミケのように企業によるブース出展もあるほか、ステージでは、日本の漫画家やイラストレーター、声優や歌手などがトークショーやライブ、サイン会などを実施している。
参加するサークル数は1000前後で、年々参加者が増えつつあり、現在会場として使用されている台湾大学 総合体育館の容量は、見た感じ限界を迎えているように感じられた。
イベントは1階と3階の2フロアを使用して実施。会場から1時間もすると、お目当てのお宝を求める人で、ご覧の混雑模様
台湾のオタク事情といえば、アニメイトが台北に進出していることもあり、アニメやゲームの流行は日本とほとんど変わらない。そのため、今回のFFは「艦隊これくしょん」が大ブームとなっており、前回まで不動の人気だった「東方Project」が激減していた。そんな「FF」の模様を写真と共にお伝えしていこう。
台湾でも「艦隊これくしょん」は大人気。本当に海外のイベントかと思うほど「艦これ」の二次創作物を頒布するサークルの姿があった
紆余曲折を経て規制が強化されており、パブリックスペースに掲示されるポスターやノボリで、セクシーすぎるものは隠すように指導されていた
「艦これ」の二次創作同人誌は少なく、バッジなどのグッズ類が多い傾向にあった。また、日本ではできない無電源ゲーム、つまりデジタルではないカードゲームを自作するサークルの姿もあった
ARを使ったカードゲームを作っていた台湾の同人カードゲームサークル。パッケージも本格的で驚いた
ステージでは、声優やアニソン歌手などが登場し、ライブやトークショー、サイン会などを実施。写真は、ミニライブを行ったアフィリア・サーガの4人
今回は4人での参加となったアフィリア・サーガだが、3月には台湾で単独公演も実施予定とのこと
屋外のコスプレスペース。写真は「艦これ」レイヤーさんの集合を撮影しようとする人々。すごい人気!