機能的には先代をキャリーオーバー
SL3のグリルはメタル製で、ちょっと力をかけたくらいではたわまない強い剛性と、パウダーコーティングされたサラサラした手触りで、指紋が付かない。そのため片手で掴んで持ち運ぶのに躊躇しない。そしてグリルの上底面を覆うキャップは、衝撃に耐えるポリカーボネート製で、多少のラフな扱いに耐えるよう全体的に強度の高い素材で構成されている。
同じクラスのスピーカーとしては、ソニーが3月8日に発売する「SRS-X7」や、JAWBONEの「BIG JAMBOX」が対抗機種になる。どちらも豊富な機能を持つ製品だが、このSL3はボーズのBluetoothスピーカーの常として、機能的には相変わらずシンプルだ。
先代との大きな違いはデザインのみで、基本的な機能に変わりはない。Bluetoothのペアリング履歴は直近6台までキープ。マイクは内蔵しておらず、スピーカーフォンにはならない。
その代わり操作は簡単で、マニュアルを見なくてもBluetooth機器を使った経験があるならすぐに使える。Bluetoothマークのあるボタンを長押ししてペアリングモードに入り、パソコンやスマートフォン側でペアリング操作をするだけ。ボタンもボリュームアップ、ボリュームダウン、ミュート、Bluetooth、AUX入力、電源の6つだけだ。