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スマホで始める「音楽アプリ部」 第34回

実機では触れないところまで作り込みができる

アプリの醍醐味! アンプシミュレーターを自由に作れる「BIAS - Amps!」

2014年02月22日 12時00分更新

文● 藤村亮

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JamUP Pro XTとの連携もばっちり

 最後に兄弟アプリであるJamUP Pro XTとの連携についても簡単に説明しておきます。画面上部の常駐するメニュー中央にあるJamUP Pro XTアプリのアイコンをタップすると起動し、BIASでデザインしたアンプセッティングをJamUP Pro XTのアンプセットとして自動的に読み込みます。あとは同じようにエフェクターを並べ替えたり、セッティングを変更したりして保存。

JamUP Pro XTでの使用画面。BIASに組み合わせるマルチエフェクター感覚でJamUP Pro XTが使えます

 アンプの細かいセッティングを変更するには、JamUP Pro XTアプリ内でアンプを選択し、BIASのアイコンをタップするとBIASのアンプセッティング画面に戻れます。簡単に2つのアプリを行き来できるので、煩雑な操作のストレスもなく、どこまでもセッティングを詰めることができます。

 各機能の再現度が素晴らしく、ファクトリープリセットからアンプを選択するだけのシンプルなアンプシミュレーターとしても十分に使えるほど完成度が高いアプリです。とにかく細かな部分まで作り込まれているので、機能の把握だけでも大変ですが、使いこなせればまさに自分だけの音を作り出すことができるでしょう。

 さらにJamUP Pro XTと組み合わせた時の自由度は、iPadアプリの中では随一。PC用アンプシミュレーションソフト顔負けのレベルで音作りができそうです。ギターアンプのシミュレーションをとことんマニアックかつ丁寧に突き詰めたBIAS、ギタリストならば必携のアプリです。



藤村 亮(ふじむら りょう)

photo by Shin Kobayashi

 1981年生まれ、Ibanez製7弦ギターを手に世界を渡り歩くロックミュージシャン。2006年にバンド"AciD FLavoR"の7弦ギタリストとしてメジャーデビュー。2008年よりベルギーのインディーズレーベルと契約し、"Ryo Fujimura"としてソロ活動を開始。ヨーロッパ最大の日本文化イベント"JapanExpo"や各国のJ-Musicイベントにゲスト参加した。2012年からは活動の幅をメキシコにも広げ、3度のライブツアーを敢行。さらに、2013年11月にはヨーロッパツアーを終え、2014年1月1日から一日一曲アップロード企画「Daily Sound Scape」をSoundcloud上で開始。

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