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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第343回

オリンパス「Stylus 1」で撮る雪の上を歩く猫

2014年02月21日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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普通に雪の上を歩く猫がいたり
呼んだらこっちに来てくれる猫がいたり……

左前足を持ち上げたまま、どこに足をつこうか悩んでるの図。このあと、早足で雪の上を駆け抜けていきました(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

左前足を持ち上げたまま、どこに足をつこうか悩んでるの図。このあと、早足で雪の上を駆け抜けていきました(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

 もう1枚川原猫を。

 歩き出そうとした白黒猫が、左前足をひょいと持ち上げたまま、数秒間止まってる。足を上げた姿でフリーズしちゃったのだ。

 その姿が妙におかしくて撮影。

 彼が何を考えてるかは視線の先を見るとわかる。1mほど先に草が顔を出しているので、そこを経由して移動したいのだが、2~3歩は雪の上を歩かねばならず、それがイヤで躊躇してるのだ。一気にジャンプできるかどうか計っているのかもしれない。

 もちろん、雪の上を平気そうに歩く猫もいる。

 この黒猫、周りに地肌が見えてる箇所があるのにまったく気にせず、雪の上をすたすたと移動してたのだ。よく見ると雪の上に小さな穴がいくつも空いてる。これらは猫が歩いた跡なんだろうなあ。

雪の上を歩く黒猫。白と黒の対比がたまりません。雪の上を堂々と歩いてくれてありがとう、という感じ。私は雪が溶けたところに座ってのんびり望遠で撮っております(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

雪の上を歩く黒猫。白と黒の対比がたまりません。雪の上を堂々と歩いてくれてありがとう、という感じ。私は雪が溶けたところに座ってのんびり望遠で撮っております(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

 さて最初に登場してくれたミケ。

 実に人なつこくて、呼ぶとやってくるのだ。何かもらえると思うのだろう。

 この子が何mか離れたところにいて、私とミケの間は雪で埋まってた。

 試しに呼んでみたら、雪の上をテクテクと歩いてきてくれたのだ。

雪の上を歩いてくる猫。雪をしっかり踏みしめてます(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

雪の上を歩いてくる猫。雪をしっかり踏みしめてます(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

 ありがとう。おかげで、雪の上をこちらに歩いてくる姿で、なおかつ雪に足がしっかりついていていい感じの日差しで雪がキラキラしてるという、ほしかった写真が撮れました。

すぐ近くまで来たので慌てて広角にして撮影。このあと座っている私にぴったりくっついてゴロゴロしてくれた(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

すぐ近くまで来たので慌てて広角にして撮影。このあと座っている私にぴったりくっついてゴロゴロしてくれた(2014年2月 オリンパス Stylus 1)

 そして、座ってカメラを構えてる私のすぐ横まで来てくれたのでたくさん撫でてあげたのでありました。

 そんなわけで、東京にいる私は雪が残る川原で猫なんて撮って喜んでおりましたが、想定外の豪雪で被害を受けた地域の方々には、お見舞い申し上げます。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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