車がどこにいて何分後に到着するのかがわかる
UBERのすごいところが、全車にソフトバンク回線のiPad miniを搭載し、リアルタイムに位置を把握できる点。手配しようとする車がどこにいるのかはもちろん、依頼した後に向かっている状況も把握できる。電話で配車してもらった場合、予定時刻を過ぎるとイライラしてしまうが、UBERならどこにいるのかが一目瞭然。レストランに呼んだときなどは、ぴったりのタイミングで席を立つことができる。これは、画期的だ。
UBERの機能を使いこなす
地図上で確認したときは、11分で到着予定だったのだが、確定させたら36分になっていた。何か手違いがあったか、同じタイミングで目当ての車が予約されたようだ。このまま待っても良いのだが、キャンセルし、もっと早く着く車を探すことも可能だ。
そのほか、ドライバーに連絡したり、到着予定時刻を友人にメールしたりできる。車が到着しているはずなのに、どこにいるのか分からないときに連絡する場合などに利用しよう。
車は快適そのもの
車はハイヤーで使われるような黒塗りのセダン。筆者が乗ったのはゼロクラウンだった。手元にはiPad miniがあり、ドライバー用のアプリが動いていた。運転席周りに、ビルトインのカーナビと後付のカーナビがあるので、合計3つのデバイスが稼働しているのは格好良かった。
近づくと運転手が飛び出してきて扉を開けてくれる。あまり、本人確認をしないで乗せてくれるので、ちょっと心配ではある。UBERの認知度が上がったときに、勝手に乗ってしまう人が出てしまう可能性がある。
ある程度の経験を積んだドライバーがUBER向けに配置されているとのことで、乗り心地は○。受け答えも好印象で、文句なしどころか大満足。到着後は、そのまま降りるだけでいい。
支払いはクレジットカードで領収書はメールで届く
降車後少しすると登録したメールアドレス宛にメールが届く。降車場所や乗車データ、領収書などが確認できる。地図で移動ルートが確認できるので、遠回りされたなんてトラブルも起きない。正確な移動距離や平均速度まで分かるので安心だ。紙の領収書は出ないが、データで届くので印刷して使えばいい。ドライバーのポイントを五つ星で付ける仕組みも面白い。表には出ていないが、乗客側も評価されているとのこと。
以上がUBERの説明書となる。毎日タクシーを利用している筆者としては、UBERはとんでもない神アプリだ。料金が安すぎて、どこかに無理が来ているのではと心配したくなるほど。快適にタクシーを利用したいなら、イチオシ。今のところ、UBERが用意している車の台数が少ないので手配できないことも多いが、3月の正式サービススタートで増量されることだろう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
この連載の記事
-
第131回
スマホ
スマホで会議を録音するならイチオシの「HT Professional Recorder」を徹底解説 -
第130回
スマホ
大量のコピー&ペーストを手軽に捌けるiPhoneアプリ「Copied」を徹底解説 -
第129回
スマホ
麻雀やろうぜ! 初心者向けセット麻雀御用達2つのiPhoneアプリ -
第128回
スマホ
バーコードで蔵書をリスト化するiPhoneアプリ「ブクログ」を徹底解説 -
第127回
スマホ
満を持してリリースされた「Google ToDo リスト」アプリを徹底解説 -
第126回
スマホ
今更聞けないマインドフルネスをiPhoneアプリで体験する -
第125回
スマホ
料理するならマスト! 人気のレシピ動画アプリ3本の使い方を徹底解説 -
第124回
スマホ
イベントでの混雑もわかるようになった「Yahoo!乗換案内」を徹底解説 -
第123回
スマホ
家にあるモノをデータベース化できるiPhoneアプリ「monoca」で自己管理を徹底しよう -
第122回
スマホ
5つのSNSの同時予約投稿やフォロワー管理ができるiPhoneアプリ「Statusbrew」を徹底解説 -
第121回
スマホ
インスタ映えする飲食店やスポットを検索できるスマホアプリを徹底解説 - この連載の一覧へ