使ってみなきゃわからない。デル「XPS 11」の素晴らしきモバイル性 第3回
「艦これ」などブラウザーゲームはテントモードで快適プレイ!
モバイル2-in-1の「XPS 11」でゲームは快適に遊べるか? (2/5)
2014年03月11日 11時00分更新
内蔵GPU「インテル HD グラフィックス 4200」のパワーはやや控えめ
ゲームの中でも特に3Dゲームを快適にプレーするには、グラフィックス機能を担当するGPUのパワーが必要だ。XPS 11が利用するGPUはCore i5-4210Y(1.5GHz)内蔵のインテル HD グラフィックス 4200で、GPUコアは20個の処理ユニットを有する「GT2」だ。
同じGPUを搭載するCPUとしては、Ultrabookでよく使われるCore i5-4200U(1.60GHz)が挙げられる。ただし搭載するCore i5-4210Yはグラフィックスの最大動作周波数がやや低い(最大850MHz)ため、Core i5-4200U(最大1GHz)よりも若干パワーが劣る。
実際、3Dゲームでの描画性能を表わすWindows 8.1のエクスペリエンスインデックスの「ゲーム用グラフィックス」を確認すると、「4.9」と低めのスコアだ。ネット閲覧や資料の作成にはまったく問題ないが、3Dゲームをプレーするという点では少々不安が残る結果である。
総合的なゲーミング性能を計測する3D系ベンチマークを試してみたところ、「3DMark」ではDirectX9相当の性能を評価する「Ice Storm」で「8600」、DirectX10相当の「Cloud Gate」で「936」、DirectX11相当の「Fire Strike」で「93」という結果だった。DirectX9の性能のみを評価する「3DMakr Vantage」でも「2394」という結果で、中規模クラスの3Dゲームならなんとかプレーできるといったレベルである。
Core i5-4200U(1.60GHz)では3DMarkのIce Stormでも20000~35000程度のスコアが出ることを考えると、同じGPUを搭載しているとはいえ、やはりパワー不足の感は否めない。もっとも、パワーよりも省電力性能を重視したタブレット向けのCoreプロセッサYシリーズではやむを得ないといえるだろう。
(次ページ「人気のオンライン3Dゲームなら設定変更でギリギリ遊べる?」に続く)
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