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KaveriとMini-ITXで今どきの小型PCを自作第1回

ASCII.jpの新兵教育用にMini-ITXケースでの自作をレクチャー

2014年02月19日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 AMDの第4世代APU“Kaveri”は、秋葉原での動向を見るとハイエンドとなる「A10-7850K」がとくに人気で、長く品薄の状況が続いている。

コードネーム“Kaveri”こと、AMD製APU「A10-7850K」。大人気で入手が困難な状態が続いている

 Kaveriについての詳細はこちらの記事を見てもらうとして、これから3回にわたって、A10-7850Kとmini-ITXマザー/ケースでの自作方法をレクチャーしていく。

 第1回は初心者向けの自作指南。2013年末にもまったくの初心者の自作を見守ったが、あの時はケースが特殊過ぎたこともあり、今回、改めて定番パーツでもう1度解説することにした。

 ケースは、SilverStoneの「SST-SG08B-LITE」を使用する。あえてミニタワーではないのは、USB機器の増加やオンボード機能の進化により、今後増設する可能性があるのはビデオカードくらいだからだ。

今回は、このキューブ型Mini-ITXケースで、PCを自作していく

 同PCケースは、ASCII.jpの新人たちの教育用として、自作PC担当キタムラがチョイスしていることもあり、初心者向けとしてちょうどいいと判断した……のだが、見ていくとわかるが、これがまったく初心者向けではない。

 たしかに得るものはいいのだが……ASCII.jpはスパルタである。ともあれ、何かと得る情報は多いので、これから自作をしてみようと考える読者は、参考にしてもらいたい。

 なお、「A10-7850K」は正確にはAPU(Accelerated Processing Unit)だが、この記事では便宜上CPUと表記することを了承願いたい。

Mini-ITXの自作で必要なもの

 近年のMini-ITXケースは、これまでキューブ型ケースが抱えていた作業性の低さや拡張性のなさを解消するためにやや大型化しつつ、多くのケースが思いっきり分解できるようになっている。側面パネルや天板だけでなく、内部のフレームまで取り外しできるものが多く、その結果としてケースごとの構造や狙い、作業性への配慮が面白くなっている点はベテランも感じていることだろう。

 分解は基本的にネジを外していくだけで、そのネジさえキープしておけば、ちゃんと元の形状に戻せる。また説明書がある場合は、どう分解できるのかといったヒントがあるため、まず目を通すといいだろう。なお、案の定というか、新人教育のためか、今回の組み立て時には説明書が存在しなかった。

SilverStone「SST-SG08B-LITE」は、既存の「SG08B」から電源とファンを非搭載にして、価格を下げた廉価モデル。奥行きのあるMini-ATXケースで、310mmまでのビデオカードも搭載可能だ。2月14日に発売されたばかりで実売価格は9980円前後

 Mini-ITXでPCを自作する場合に必要なものは以下の通り。

  • プロセッサー
  • メモリー
  • Mini-ITXマザーボード
  • ストレージ(SSDかHDD)
  • 電源ユニット
  • Mini-ITXケース
  • DSP版Windows 8.1
  • OSインストール用の光学ドライブ

 分解したケースを見ていくと、規則的に並んだネジ穴をいくつか発見できる。光学ドライブやストレージなどのサイズは決まっており、5インチ、3.5インチ、2.5インチの3種類がある。HDDは3.5インチか2.5インチ、SSDは2.5インチ。光学ドライブは5インチに属する。

左がHDD、右がSSD
ドライバーは先端が磁石になっているものがオススメネジを入れておく入れ物も用意しておこう

 「SST-SG08B-LITE」を見てみると、5インチベイはなく、ノートPCなどにあるようなスリム型のドライブベイが用意されているが、横幅は5インチベイと同じ。現在のPCはそれほど光学ドライブを必要としないため、USB接続のものを用意してもいい。そのほかを見ると、3.5インチ×1、2.5インチ×2になっており、ケースの狭さと性能からSSDを選ぶのが現時点での正解になる。

電源はATX規格のものを選ぶ必要があり、さらに奥行きの短いものでないとダメという制限がある。「SST-SG08B-LITE」は奥行き160mmまでとスペックシートの記載されており、なんとなくパーツを選んでいくと詰むことが多い。今回使用したのは、奥行140mmのAntec製コンパクト電源「EA-550 Platinum」。実売価格は9980円前後

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