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冬の寒さを音楽で吹き飛ばす! スマホ用エレコムイヤフォン2種

スマホ用イヤフォン使い比べ! 大口径有線 or BTワイヤレス

2014年02月25日 11時00分更新

文● 二瓶 朗 撮影●篠原孝志(パシャ)

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ワイヤレスの恩恵を手っ取り早く体験できる「LBT-HP05NMP」を試す!

利便性重視ならケーブルレス!
Bluetooth接続「LBT-HP05NMP」

 通勤や通学中に、スマホにイヤフォンを使っているとそのケーブル取り回しに難儀している人も少なくないだろう。混み合った車内でもぞもぞしながらカバンやポケットに出し入れするのもいい加減面倒という人なら、ここはひとつワイヤレスタイプのイヤフォンをおすすめしたい。

 エレコム「LBT-HP05NMP」シリーズは、Bluetooth接続のカナル型ワイヤレスステレオイヤフォン。イヤフォン本体に通話用マイクも内蔵し、ハンズフリー通話に対応。スマホとの相性がすこぶる良い。

本体カラーは「ブラック」と「レッド」の2色展開。ケーブルはいずれもブラックで形状はフラット

 バッテリー駆動で連続通話/再生時間は約5時間。通勤や通学、散歩や軽い運動には適当な時間だろう。AVRCP対応機器と接続した場合は、再生・停止・送り・戻しなどが本体からリモート操作できる。

 特徴の1つが、NFCペアリング機能を採用していること。対応するAndroidスマホなら、スマホとイヤフォン本体をタッチするだけでBluetooth接続が完了する(一部非対応スマホでも専用アプリ「タッチでかんたん接続」をインストールすれば接続可能)。また、NFC非対応のAndroidスマホでも、「かんたんBT」アプリ経由で接続できる。

 そしてそのBluetooth接続においては、aptXコーデックに対応した通信が実現されている。高音質、低遅延が特徴ということもあり、動画視聴時などで気になる遅延が発生しにくい。なお、著作権保護技術「SCMS-T」へも対応しているので、ワンセグ音声も問題なくワイヤレス受信できる。帰宅時にテレビ放送を楽しみたい人にはうれしい機能だろう。

本体右部分にバッテリーが内蔵されている。充電には付属のUSBケーブルを利用する

本体右部分にある音量ボタン(+/-)と、ペアリングボタン。対応機器ではペアリングボタンの押下でスマホのプレイヤーのリモコン操作が可能だ

 LBT-HP05NMPを実際に利用してみると、まずワイヤレスの恩恵は思った以上に大きいと感じた。もちろん左右のイヤフォン本体はフラットケーブルでつながっているのだが、首の後ろにケーブルを這わせれば、タッチノイズもほとんど気にならない。

 何より、衣服のポケットから財布を取り出すために身体を捻ったり、駅の改札口でスマホのSuicaをかざす際など、スマホとイヤフォン間のケーブルが煩わしく感じていた機会がほぼ皆無になった。ワイヤレスにしただけなのに、生活の中の地味なストレスがずいぶん解消するものだと感心した。

 音質に関しては正直、EHP-CS3570シリーズほど重低音の迫力は強くない印象。しかし、ノイズや遅延が発生してイライラするというようなことはなく、ワイヤレスイヤフォンとして不満はない。

 内蔵マイクを利用した通話は、やや声を張らなければならない場合もあり、街中でハンズフリー通話をしているとちょっと奇異の視線を浴びるかもしれない(笑)。あとは本体の右耳側に各種ボタンが集中しているため、装着したまま思い通りに操作を実行するにはある程度の慣れが必要だと感じた。

サイズの異なるイヤーピースが4種類付属。イヤーピースはコネクタ部分の色が異なるのが面白い。あとは充電用USBケーブルも付属

まとめ:まずは1日のイヤフォン使用時間を思い出そう!
5時間より長ければ有線接続、それ以下ならワイヤレスがベター

 2製品を利用してみたところ、総合的な音質はやはり有線タイプのEHP-CS3570に軍配が上がる。

 かといって、LBT-HP05NMPが……というわけではなく、ごく普通にスマホの音声、楽曲を楽しむなら、まったくもって快適至極。やはりワイヤレスという利点は大きく、移動中にとかく触りがちなスマホにケーブルがまとわりつかないという面では、LBT-HP05NMPの使い勝手は良好だ。

 気になるとすれば使い勝手や音質ではなく、連続駆動時間だ。5時間で十分、という人も少なくないとは思うが、通勤・通学+α以上に活用したい人にはバッテリー残量を気にしなくて済む有線タイプを勧めたい。

日頃の使用時間でチョイスするのが吉!

 これらのことを検討し、自分の使い方にマッチするかどうかを判断して有線タイプのEHP-CS3570か、ワイヤレスタイプのLBT-HP05NMPのいずれかを選択していただければと思う。どちらにしてもスマホでの楽曲再生を楽しめるのは間違いない。

オーディオ機器も無線で快適

 LBT-HP05NMPシリーズの特徴はそのままに、AV機器用に特化したバージョンが「LBT-HP05NAV」シリーズだ。ポータブルAVオーディオ機器でもワイヤレスの快適さを味わいたいという人はこちらのモデルを選択するのもいいだろう。

LBT-HP05NAVBK(ブラック)、LBT-HP05NAVBU(ブルー)

LBT-HP05NAVRD(レッド)、LBT-HP05NAVWH(ホワイト)、上記含め各5764円

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