4Kテレビへの映像出力も可能
――そういえば、東芝と組んで展示するのは初めてではないですよね?
加納氏:「2012年、2013年のCP+で、東芝さんの4Kテレビに中判デジタル一眼レフ「PENTAX 645D」の画像を表示して展示しました。1年2年とやってきて、今年の展示はどうしようかと考えたとき、デジタル一眼レフの「PENTAX K-3」を前面に押し出すことになりました」
「PENTAX K-3の特徴の1つとして、インターバル撮影(定点撮影)した静止画を4K動画として生成する機能がありますが、今回はその動画をKIRAに保存し、HDMI端子から4Kテレビ(レグザ 65Z8X)に出力しています」
dynabook KIRAが4Kの映像出力に対応していたのにはちょっとびっくり。Ultrabookながら、4KテレビとハイスピードHDMIケーブルを使って接続することで3840×2160ドットの映像出力ができるのはなかなかすごい。売れ行きが好調な4Kテレビの映像ソースの1つとして、PENTAX K-3を使って自分で製作した4K動画を、大画面テレビで堪能できたらかなり楽しいだろう。
画像確認用にデジカメと一緒に持ち歩きたい!
今回話をうかがって、確かにdynabook KIRAが写真や動画の表示でアドバンテージがあるのがよく分かった。こうした基礎体力に相当する部分に加えて、dynabook KIRAは写真や動画を扱う環境も整っている。
例えば写真編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 11」と動画編集ソフト「Corel VideoStudio X6 VE for TOSHIBA」がバンドルされており、写真加工や動画編集をしたいという場合もソフトの追加購入が不要だ。
さらに、動画再生については超解像技術を利用できるプレーヤーソフト「TOSHIBA Media Player by sMedio TrueLink+」により高精細な画質で映像を楽しめる。内蔵する「harman/kardonスピーカー」により、低音から高音までムラのない音声再生が可能で撮影した写真や動画の確認と編集、再生までをユーザーが満足できるクオリティーで提供できる――写真を楽しむノートdynabook KIRAの実力を実感できた。