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標準でHA構成、インターネット回線、グローバルIPアドレスなどを提供

GMOクラウドWEST、プライベートクラウドをホスティング提供

2014年02月17日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 GMOインターネットグループでGMOクラウドの連結会社、GMOクラウドWESTは2月12日、プライベートクラウドのホスティングサービス「WADAXプライベートクラウド」の提供を開始した。「VMware vSphere」ベースのプライベートクラウド環境で、HA構成、インターネット回線、グローバルIPアドレスなどをパッケージ化して提供する。

WADAXプライベートクラウドの構成図

 GMOクラウドWESTでは、「WADAX」ブランドでホスティングサービス(専用サーバー、共用サーバー)を提供している。今回、これらのサービスで培ってきたサポート力を背景に、専任サーバー管理者がいない企業でも簡単にプライベートクラウドが導入できるようサービスを構築した。

 上述のとおり、WADAXプライベートクラウドのスタンダードプランには、HA構成(2台)の「VMware vSphere」サーバー、インターネット回線、グローバルIPアドレスなどがパッケージされており、「最短納期1営業日」で利用開始できるとしている。利用者は管理ソフト「VMware vCloud Director」から仮想サーバーの作成などの操作を行う。

 また、業務提携しているセコムトラストシステムズの協力により、大規模なDDoS攻撃や不正アクセスを防止する「セコム不正侵入検知IPS/DDoS」も標準で提供される。これは、サーバーへの攻撃を24時間監視、防御するとともに、即座に顧客へ連絡するサービス。

 有償オプションとして、複雑な管理作業をGMOクラウドWESTが代行する「WADAXマネージドサービス」、専用サーバーサービス「WADAX専用サーバー」とのローカル接続によるハイブリッド構成も利用可能。さらに、国立情報学研究所(NII)運営の学術情報ネットワーク「SINET4」や、地方公共団体が相互接続する総合行政ネットワーク「LGWAN」との接続も利用できる。

 スタンダードプランの利用料金は、初期費用が15万7500円、月額費用が12万6000円(いずれも税込)。マネージドサービスは、たとえばハイパーバイザの再起動が3150円、仮想サーバーの作成が5250円など。SINET4やLGWANとの接続は、都度見積もり。

 なお、3月31日までの期間は初期費用が無料となるキャンペーンを展開している。

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