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クリエイターの海外進出を支援

「YouTube Space Tokyo」が1周年、1000本以上の動画を制作

2014年02月14日 19時22分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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「YouTube Space Tokyo」は2014年2月15日に開設1周年を迎える

 2013年に六本木ヒルズ内に開設された、動画撮影スタジオ「YouTube Space Tokyo」が、2月15日で1周年を迎える。

 YouTube Space Tokyoは、YouTubeで活動するクリエイターを支援するために作られた施設。ロンドン、ロサンゼルスに続く3ヵ所目として開設された。撮影・レコーディングスタジオ、編集室、グリーンバックスクリーンなどの設備を備え、YouTubeパートナープログラムに参加し、専用サイトから申し込めば無料で利用できる。

リビング風、和室風

グリーンスクリーン、ニュース番組風のセット

セットは人気やクリエイターの要望に応じて順次改装されていく

放送局並みの編集機材も完備

新たに開設されたマジックミラー仕様のメイク動画用セット

 YouTubeコンテンツオペレーションズアジア太平洋統括部長のデービッド・マクドナルド氏は、2013年2月の開設以来、YouTube Space Tokyoで1000本以上のオリジナル動画が制作され、総再生回数は4700万回以上に達したと成果を発表した。Spaceでは、350組以上のクリエイターによるコラボレーションが実現し、人気ブロガー3人組による動画紹介番組や、海外クリエイターと日本のクリエイターによるファッション動画などが制作された。

1年間で1000本以上のオリジナル動画が制作され、総再生回数は4700万回以上

劇団スカッシュはSpaceを利用して制作した「Stalking Vanpire ~隙間男~」シリーズで、12組のクリエイターとコラボレーションした

 以下は、YouTubeで活躍するクリエイター「劇団スカッシュ」による動画。Spaceを利用して作成した動画は、スペースを利用する前の動画と比べてチャンネル登録者数や総再生回数が3倍に増えたという。

ハイスピードカメラなどの新しい機材を導入し、クリエイターの世界進出を応援していくという

 今後の展望として、新たにハイスピードカメラといった最新の機材や、マジックミラー仕様のメイク動画セットなども様々な設備を積極的に導入していくという。マクドナルド氏は、Spaceによる技術的支援に加えて、海外のトレンドなどの情報をクリエイターに提供し、日本のクリエイターの海外進出も支援していくつもりだと語った。

 グーグルではこういった施設の提供に加えて、セミナーや説明会を開催し、動画制作に関する技術的なアドバイスなどの支援を続けている。

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