12月にオリンパス Stylus 1は2013年最強の猫撮りコンデジだ、ってな話をしたんだけれども(関連記事)、今回はその続編。
2014年上半期最強の猫撮りコンデジだ(たぶん)、という感じで、Stylus 1で撮りためた猫写真を披露しよう。
Stylus 1が便利なのはその適応能力の高さ。
猫が不用意にトコトコトコとやってきて足下にごろんと転がったら、モニターをチルトさせてハイアングル撮影モードにし、上から撮っちゃう。
この猫、最初はちょっと遠くの草むらにいて、お、猫だ、とStylus 1を手にしゃがんで撮りはじめたら、何を思ったかこちらにずんずんと歩いてきて、足に頬をこすりつけながらごろんと転がったのだ。人なつこいにもほどがある。
で、このなつきっぷりは上から撮った方がよさそうと思い、立ち上がって(それでもまったく逃げない)真上から撮ったのがこちら。
猫が遠くにいて、こっちを警戒して近づいてくれそうにないときは、その場に立ち止まり、ぐいーんと望遠にしてEVFを覗いて撮る。
望遠時は背面モニターよりEVFを使った方が像が安定するし手ブレしにくい。望遠時はEVFを使え、が基本。それが冒頭写真。
F2.8とレンズが明るいので望遠だと背景がそれなりにボケてくれるし、シャッタースピードも速くできるので歩いてる姿をぴたっと止めて撮れるのだ。しかも画質もいい。
猫を低いところから撮りたいときは液晶モニターを開いて上を向け、ローアングルで。
鉄橋と川と猫。これは鉄橋を電車が渡る瞬間を撮るべきだなと思い、ほぼ這いつくばったままじーっと待つ。モニターがチルトするとはいえ、地面スレスレから撮る時は這いつくばらないと撮りづらい。
電車の音が聞こえてきたので、タイミングを見計らって連写。連写も秒7枚とそこそこ速い。
で、……電車が来たタイミングで猫が向こうを向いちゃいました。でも電車と同じ方向を向いてくれたおかげでちょっと雰囲気のある写真に。これはこれでよし。
猫と電車をもう1枚。

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