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タブレットもノートも、デスクトップPCも「Venue 11 pro」におまかせ! 第1回

開梱時から気分が盛り上がる化粧箱入り

ドッキングステーションもアリ!拡張できるWindowsタブレット「Venue 11 Pro」 (2/2)

2014年02月18日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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持ちやすいしっかり感のあるタブレット

 さて、「Venue 11 Pro」の本体に目を向けよう。ディスプレー側から見ると、ごくシンプルなタブレットという印象になる。10.8型ディスプレーの周囲には適切なフラットなベゼルの幅が用意されており、Windows 8.1で必要となる画面外からのスワイプ操作などもしやすい。

 操作画面の外側にきちんと余裕があるため、両手で保持する時にも親指が不用意に画面に触れて誤動作するというようなことはない。電源ボタン等も軽く押した程度で作動してしまうことはなく、あまり気をつかわず楽に使える作りだ。

 背面側はマットな素材が採用されており、素手で持った時に指紋が目立ったり、滑りやすかったりということはない。余計な凹凸などもなく、バッグやスリーブケースへの出し入れもしやすい。

 本体サイズは幅298×高さ177×厚さ15.4mmで、重量は約835gとなっている。薄型軽量というサイズではなく、片手で端の方を掴むような持ち方をすると少々重く感じられる。しかし片腕で保持するように持って指先で操作するという使い方ならば特に問題なく利用することができた。重さがある分、華奢な感じなどはなく、しっかりとした丈夫そうな感触だから安心して利用できる。

すべりづらく汚れにくいマットな背面

 ディスプレーは10.6型ながら、1920×1080ドットのフルHDの表示能力を持っている。実際にフルHD表示を行うと、かなり多くの情報が一覧できるようになる。一方で、指先でのタッチ利用には少々辛い細かさにもなるから、必要に応じて拡大表示を利用するとよいだろう。

インターフェースは最小限

 「Venue 11 Pro」が搭載するインターフェースは、タブレットだけに最小限だ。本体を横持ちした時、ディスプレー上部にはWebカメラ、下部にはWindowsボタンが配置されている。この状態での右側面がインターフェース配置のメインとなっている部分だ。miniHDMI端子、充電にも利用するmicro USB端子、SDカードスロットが並んでいる。また電源ボタンとマイクもこの面に配置されている。

 USB端子は、左側面にUSB 3.0端子が1つ配置されているだけだ。この面には他に音量調整ボタンとマイク/ヘッドフォンコンボジャックがあるだけだから、もう1つくらいUSB端子が欲しかったところだが、本体サイズを考えると仕方のないところかもしれない。

 スピーカーは本体の左右側面の中央より上よりにある。本体上側の面にもメッシュ加工された部分があるが、これは通風口だ。しかし使っている間にここから熱風が吹き出ているというようなこともなく、あまり気にせず使うことができる。本体下側にあるのは、オプションであるドッキングステーションを取り付けるための専用端子となっている。

 Windowsタブレットの場合、各種インターフェースがにカバーが取り付けられている機種も多いが、このモデルは基本的に端子が露出している。水まわりで使うつもりでもなければ、さっと使える利便性の方が個人的には重要だと思っているので、このあたりは好印象だ。

本体右側面にはminiHDMI端子、充電にも利用するmicro USB端子、SDカードスロットが並ぶ

左側面にはUSB 3.0端子がある

上側には通風口が設けられている

下側にあるのはドッキングステーション用の端子だ

背面パネルは工具なしで開いてバッテリー交換可能

 「Venue 11 Pro」の背面側を見ると、上部にカメラが埋め込まれている。ディスプレー側のインカメラは2Mピクセルだが、このアウトカメラは8Mピクセルと高解像度な画像撮影ができる。また、左上部にはNFCリーダーライターも搭載している。

 背面パネルの下部に小さな切り欠きがあるが、ここに爪をかけるようにして持ち上げると背面カバー全体が簡単に外れる。中にはバッテリーが格納されており、このバッテリーも簡単に取り外し可能だ。つまり、長く利用していてバッテリーの性能が劣化した時にはユーザー自身が交換できるということになる。

 予備バッテリーを購入すれば出先でバッテリー交換して利用時間を延ばすことも可能ではあるが、背面パネルの固定は小さな複数の爪で行われているため、あまり気軽に何度も開閉していると壊してしまうかもしれない。そのあたりは自己責任で、ということになるだろう。

背面には8Mピクセルのカメラ、NFCリーダーライターが配置されており、背面カバーを開けるとバッテリー交換もできる

次回は「Venue 11 Pro」の実際の使用感や専用オプション、ベンチマークについて見ていこう。



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