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ポイントは高性能か価格か?

選ぶべきWindows 8タブレットの勝者は?

2014年03月07日 15時00分更新

文● コヤマタカヒロ 写真●四宮義博

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SIMフリー3Gモデル選択できる「デル Venue 8 Pro」

 4万円を割る価格から買える8型タブレット。薄型で軽量、純正アクセサリーも豊富だ。液晶ディスプレーは、800×1280ドット表示で、CPUにAtom Z3740Dを採用するなど、仕様は標準的。背面のデザインは特徴的なレッドと落ち着いたブラックから選択できる。スタイラス(別売)での操作にも対応。ブラックモデルには3G 通信に対応したSIMロックフリーモデルも用意する。

特徴的なレッドの背面カラーが選択できる。背面上部には500万画素カメラを搭載する

本体側面カバー内にmicroSDスロットとSIMスロットを配置する

Venue 8 Proは専用のスタイラス(直販価格2980円)やワイヤレスキーボード( 直販価格9979円)、スタンド兼用の「Dellタブレットフォリオケース(直販価格3979円)などを用意

低価格タブとは思えない高音質サウンドが楽しめた!

 実際に触ってみて感じたのが、大きさやデザインなどを含めたバランスが非常によいことだ。同時に利用したThinkPad8と比べても横幅はわずか2mm短いだけなのだが、持って見るとその差が非常に大きく感じられた。また、背面が凹凸のあるデザインとなっていることも、手を滑らせにくいポイントとなっている。

横幅130mmのボディはギリギリだが著者の手でも両サイドのホールドができた。通勤時などに立って使うとき、これができると安心できる

 また、YouTubeなどを視聴したときに、内蔵スピーカーがしっかりと音が出ることにも触れておきたい。他の多くのタブレットとは異なり、スピーカーが底面に装備しているため、背面に配置するタイプとは異なり、音がしっかりと前に向かってくるように感じられた。

 さらに最大ボリュームにしても、音が割れることもなかった。ポータブルサイズのタブレット端末は、内蔵スピーカーで音楽を聴くことは少ないかもしれないが、ちょっと動画を見るといった時なら十分な音質で楽しめるそうだ。

 「Venue 8 Pro」は、外部映像出力端子は装備しない。その代わり、Miracast機能に対応している。そこで、手元にあったネットギアのテレビアダプター「Push2TV PTV3000」とワイヤレスで接続してみた。

 接続はWindows 8のワイヤレスディスプレイの設定を行うだけ。テレビ画面に表示できるパスワードを入力するだけで、簡単に接続できた。同アダプターは1万円しない価格で購入できるため、テレビに出力したい方はあわせて用意するといいだろう。

ネットギア「Push2TV PTV3000」をHDMI接続したテレビに画面を映し出したところ。Windowsの画面もリアルタイムで回転して表示できるなど、使い勝手もよかった

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