手軽に美しく仕上げるにはコツがいる!
Office for Macで美ドキュメント作りのコツ教えます
2014年02月11日 12時00分更新
テンプレートを使い始める
テンプレートはメニューバーの[ファイル]から[テンプレートから新規作成...]を開くことで選択可能。WordやPower Pointには、それぞれ異なるテンプレートが用意されている。たとえばWordの[Word 文書ギャラリー]には「カードおよび招待状」「はがき」など、Power Pointには「プロジェクト進捗レポート」「新入社員トレーニング」といったものまである。こうしたテンプレートから目的のものをクリックすると、最初からデザインされた状態で新規文書が開く。あとは、入力欄に必要な文章を書いたり、グラフや表などの要素を用意するだけだ。
メニューバーの[テンプレートから新規作成]で選択可能。たとえばWord の[Word 文書ギャラリー]であれば、カタログやカレンダー、はがきといった幅広い用途のテンプレートが用意されている。また、Power Pointの[PowerPoint プレゼンテーション ギャラリー]には「新入社員のトレーニング」「プロジェクト進捗状況レポート」などがある
まずここではWordの[ビジネス]にある「報告書4」というテンプレートを選択してみた。受注案件作業報告書といった文書を作成する際、ついつい箇条書きや長々とした説明を書いてしまいがちだが、テンプレートを用いることで、必要な情報を一目で分かりやすく整理しながら書くことができるテンプレートだ。
テンプレートには、どういった情報を記入すべきかを示す文字列が、あらかじめ入力されている。それらに任意の文字を入れていくだけでいい。テンプレートの中には、文書の「ヘッダー」に記入するものもある。ヘッダーを編集するには、目的の部分をダブルクリックすることで入力が可能となる。もし、自社のロゴマークなどを入れて、繰り返し同じヘッダーを使いながら複数の報告書を作成するという場合には、メニューバーの[ファイル]から[名前を付けて保存...]を選択して[Wordテンプレート]に保存しておく。すると、次回編集時にはロゴが入った状態でテンプレートを作成できるようになる。手書きしたり、白紙の状態から文書を作成したりといった作業よりも、格段に早く作成できることを実感できるはずだ。
Power Pointでも、Wordと同様にメニューバーの[ファイル]から[テンプレートから新規作成...]で目的の項目を選択する操作でテンプレートを開ける。Power PointにおいてもSmartArtなどがあらかじめ配置されているので、手早くプレゼンテーションを作成できる。
ひと手間を加えて、美しく統一感のあるデザインを演出
テンプレートをそのまま使うのもいいが、ひと手間を加えることでさらに見栄えを良くすることができる。たとえば、自社のロゴマークを入れたときなどは、ロゴの使用する色に全体の色調を合せるなどすることで、見た目がより美しく統一感のあるデザインとなる。テンプレートは、「テーマ」で配色を変更可能。わずかな操作で適用できるので、試してみよう。図形などはSmartArtが用いられている。形状を変更することで、印象をガラリと変えることも可能。よりオリジナリティーのある文書へと変えられる。
時間がないときに、手早く美しい文書を作成できるテンプレート。忙しいビジネスパーソンにとって強力な手助けとなるはずなので、ぜひお試しいただきたい。

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