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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第36回

iPhone 6のウワサを知ったかぶってみる

2014年02月21日 09時00分更新

文● 前田知洋

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画面が4.7インチ~5.5インチに大型化

 スクリーンのサイズアップは毎回話題になりますが、次のiPhoneでは、4.7インチ(1600×900ピクセル)~5.5インチ(1920×1080ピクセル)になるとの予測もあります。アプリやゲームの互換性を保つことから、スクリーンの縦横比16:9は変わらないはず。これは、AppleInsiderに掲載されたDisplaySearchによる予測です。

 確かに、1920×1080ピクセルになるとフルHDに対応しますので、AVに力を入れるAppleとしては取り組みたいところでしょうが、ppi(インチ当たりの画素数)をどれだけ高められるかかと。さすがに、5.5インチは持ちづらいかも。

予測レベル:ウミガメ級(低め)

縦横比やppiが変わらなければ、スクリーンのサイズアップは難しい

次世代「A8」プロセッサを搭載

 iPhone 5sで採用されている「A7」チップのプロセスから、20nmプロセスに変更され、CPUのサイズや発熱量、消費電力を抑えることができそうです。

ウワサのレベル:フリーザ級(高め)

その他の追加機能

新しいクレジット決済

 日本では普及している「おサイフケータイ」。iPhone 6では、Appleが所有するクレジット情報と本体の指紋承認を組み合わせて、レストランやショッピングなど、街での支払い機能を付加する可能性が高まっています。AppleはiTunesなどで数億のクレジット・アカウントを管理していると推定されていますので、決済の利便性はさらに高まるはず。これはWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)からのウワサです。

 おそらく、日本で採用されている技術、「FeliCa」と違う「NFC(近距離通信)」方式になりそうなのが残念なところですが…。しかし、「ドコモやソフトバンク、auなどの主導で日本でも普及が始まるかも…」というのは、ポジティブシンキングすぎるでしょうか。

ウワサのレベル:ピッコロ大魔王級(中くらい)

健康管理アプリ Healthbook

 ユーザーの血圧、水分レベル、心拍数や血糖値などの測定機能。カレンダーと連携した服薬のリマインダー。ウエアラブル・デバイスからWi-FiやBluetoothなどを介して記録。もちろん、iWatchもそんなデバイスの候補としてウワサされています。最近、Appleは米医療機器会社の上級副社長を雇用するなど、結構、確率が高そうです。AppleInsiderからのウワサです。

予測レベル:フリーザ級(高め)

ストレージは32Gバイトから

 カメラの解像度の増加やストレージ部品の入手のしやすさなどから、16Gのストレージが廃止され、最低スペックが32Gバイトになるウワサ。そうなれば、最上位ストレージは128Gバイトになることも予想されますが、これは部品の製造コストとの兼ね合いでしょう。

予測レベル:ウミガメ級(低め)

 今年の9月が近くなると、さらに的を絞った予想やウワサが登場するかと思います。それまでのは、各メディアの予測や、業界筋のリーク、筆者の知ったかぶりがどれくらい当たっているかを含めて、ITニュースのチェックをお忘れなく。次回以降もいろいろと知ったかぶります。

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。現在、ビジスパからメルマガ「Magical Marketing - ソシアルスキル養成講座 -」を配信中。

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