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「BIG-IP APM」と「SECUREMATRIX」による連携認証の共同検証を完了

F5とCSE、SaaSの認証をOTP/SSO化する連携ソリューション

2014年02月05日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 F5ネットワークスジャパンとシー・エス・イー(CSE)は2月4日、SaaSアプリケーション向けのセキュアな認証ソリューション提供のための、両社製品の共同検証が完了したことを発表した。ワンタイムパスワード(OTP)を組み合わせた「Salesforce.com」「Google Apps」など主要SaaSのシングルサインオン(SSO)環境が実現する。

 F5のリモートアクセスソリューションであるBIG-IP APMは、SAML2.0を始め多彩な認証方式に対応したSSO環境を提供する。CSEのSECUREMATRIXは、独自の「マトリクス認証」方式によるワンタイムパスワードシステム。今回両社は、F5の「BIG-IP Access Policy Manager(APM)」とCSEの「SECUREMATRIX」を連携させ、SAML2.0に対応した主要SaaSアプリケーションに対する認証の共同検証を完了した。

SECUREMATRIXのワンタイムパスワード(マトリクス認証)の概要

 両製品を組み合わせて社内に設置することで、エンドユーザーはAPMにアクセスし、SECUREMATRIXのマトリクス認証を行うことで、複数のSaaSアプリケーションにシームレスにアクセスできるSSO環境が実現する。また、SECUREMATRIXが備える二要素認証機能を利用することで、さらにセキュリティを高めることも可能。

BIG-IP APMとSECUREMATRIXの連携によるSAML認証イメージ。社内設置のWebアプリケーションも同様にSSO化できる

 両社では、SSOによるユーザー利便性の向上だけでなく、OTPにより近年増加している「リスト型攻撃」に対する企業情報の保護強化というメリットがあると述べている。

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