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T教授の「戦略的衝動買い」 第280回

PC画面の“ココだけ”を印刷する「ココドリ」を衝動買い!

2014年02月05日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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セットアップは極めて簡単だが
プリント前には設定の微調整が必須!?

感熱ロール紙の装着はココドリの前面ドアを開けて行なう

感熱ロール紙の装着はココドリの前面ドアを開けて行なう

少し(20mmほど)最初の部分を引き出して入れるだけで超簡単だ

少し(20mmほど)最初の部分を引き出して入れるだけで超簡単だ

フタを閉めればハードウェアの準備はすべて終了だ

フタを閉めればハードウェアの準備はすべて終了だ

 感熱紙の装着は極めて容易だ。ココドリ前面右上(横置きの場合)のオープンボタンを押すと、前面のカバーが開くので、そこに感熱紙の向きを間違わずに置いて、カバーを閉めるだけだ。これで感熱紙は内部のバー状の印刷ヘッドの前を通過して印字され、印刷が終わると前面のスリットから出てくる。

付属のCD-ROMか同社のウェブサイトからCPC10専用アプリをダウンロード導入する

付属のCD-ROMか同社のウェブサイトからCPC10専用アプリをダウンロード導入する

 ココドリでPC画面上の任意のブロックをキャプチャーして印刷するには、付属のCD-ROMからココドリ専用ソフト「CPC10 Ver1.00」を導入する必要がある。CD-ROMドライブのないユーザーは、もちろん同社のウェブサイトからダウンロード導入も可能だ。

このタスクトレイからキャプチャーをスタートするか、ホットキー(ユーザーが設定可能、デフォルトは“PrtSC”や“Pause”)を押して常駐アプリを起動する

このタスクトレイからキャプチャーをスタートするか、ホットキー(ユーザーが設定可能、デフォルトは“PrtSC”や“Pause”)を押して常駐アプリを起動する

アプリの大まかな初期設定は一般設定で行なう

アプリの大まかな初期設定は一般設定で行なう

 CPC10はタスクトレイに常駐し、画面上に表示されている任意のグラフィックエリアやテキスト部分を範囲指定キャプチャーし、ココドリで印刷できる。

「高度な設定」の「1」と「2」でキャプチャーファイルの名前付けの規則や共有ホルダーの設定などを指定できる。筆者はDropboxの任意のホルダーを指定してある

「高度な設定」の「1」と「2」でキャプチャーファイルの名前付けの規則や共有ホルダーの設定などを指定できる。筆者はDropboxの任意のホルダーを指定してある

 本ソフトでは、マウスカーソルでグラフィックエリアの範囲指定をして行なうキャプチャーを「キャプチャーモード」、テキスト部分の文字ブロックの範囲指定をして印刷することを「テキストモード」と呼んでいる。

 また、上限はあるが一定数量のキャプチャーデータを管理する機能もあり、再度印刷する時などに有効活用が可能だ。

 では、早速筆者のFacebookからその一部をキャプチャーモードで印刷をしてみよう。今回はテキストとグラフィックの混在する筆者のタイムラインの画面をマウスカーソルで面範囲指定してキャプチャーし、印刷してみた。

キャプチャーモードで筆者のFacebookのタイムラインを切り取ってみたが、かなり濃くて写真部分は潰れてしまっている

キャプチャーモードで筆者のFacebookのタイムラインを切り取ってみたが、かなり濃くて写真部分は潰れてしまっている

 キャプチャー範囲が広い場合も、縦横のアスペクト比を変えることなく、実際の印刷は、紙幅75mm(実際の印刷幅は72mm)の感熱紙に印刷することになる。

 そのため、グラフィック画像(文字も含め)は時に大きく圧縮印刷され、文字の一部は潰れて判読が難しくなることも起こる。

当然、実際の印刷結果もPC画面の表示と同様に正直だ(T_T)

当然、実際の印刷結果もPC画面の表示と同様に正直だ(T_T)

CPC10で少し明るさなどをいじってみた……

CPC10で少し明るさなどをいじってみた……

そこそこ納得できる結果に近づいたが、何も調整せずに印刷できてほしい

そこそこ納得できる結果に近づいたが、何も調整せずに印刷できてほしい

しかし、よく見ると文字もけっこう潰れていて読みずらい

しかし、よく見ると文字もけっこう潰れていて読みずらい

 キャプチャーした範囲の形状が、縦横比1対1から大きく離れて長い場合、プリントする縦横の角度を90度変更して大きく印刷することで文字の判読は改善されるが、ほぼ正方形に近いサイズなら改善はなく同じだ。

 実際の印刷出力の予想は、カーソルでキャプチャーイメージをなぞって虫めがねで拡大して判別可能か検証する必要がある。

 また情報量が極めて少なく、ごく小さな面エリアなら印刷直前に基本設定の「節約」モードを指定することで、少ない紙の使用でも十分読み取れる情報を印刷出力することは可能だ。

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