このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

業界人の《ことば》から 第75回

日本オラクルの新社長が登場、日本ならではのニーズへの見解を表明

2014年01月30日 09時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のことば

「CEOに就任してからは5カ月だが、日本では12年間の経験がある」(日本オラクル 執行役社長最高経営責任者のデレク・エイチ・ウイリアムズ氏)

Oracle Exadata Database Machine X4とは

 日本オラクルは、高速データベースマシン「Oracle Exadata Database Machine X4」を発表した。すでに、三井住友海上あいおい生命保険およびMS&ADシステムズが、Oracle Exadata Database Machine X4を、生命保険の契約業務管理システムの稼働基盤刷新において採用。国内金融業がいち早く採用したところに、信頼性、安定性、そして高いパフォーマンスに評価が集まっていることが証明されるともいえよう。

 製品発表にあわせて来日した米オラクル データベースサーバー技術担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのアンドリュー・メンデルソン氏は、「OLTP、データウェアハウジング、Database as a Serviceといったすべてのデータベースワークロードのための究極のプラットフォーム。堅牢性に関しても、多くの改善を図っている」と胸を張る。

 Oracle Exadata Database Machine X4は、データベースサーバーからストレージ、ネットワークまで広範な技術を強化し、性能は50~100%向上、ストレージ容量は33~100%拡大させており、データベース・クラウド環境の基盤として最適なエンジニアド・システムになるとしている。

 何100ものデータベースをDBaaSアーキテクチャとして単一のラックに統合することが可能となり、コストを大幅に抑えながらデータベース・サービス作成の俊敏性を向上させることを可能としたほか、物理フラッシュの大容量化と独自の超高速フラッシュ圧縮技術により、有効フラッシュメモリ容量を4倍に拡大。OLTP処理を大幅に高速化するという。キャッシュ用に搭載するフラッシュストレージは44.8TBと従来比で2倍にし、フラッシュ書き込み時のリアルタイム自動圧縮機能により、平均で2倍のデータ圧縮率を実現。実質4倍のキャッシュ容量を実現している。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ