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マイクロソフトが呼びかけ、パートナーと共に「サーバー移行支援強化」を宣言

あと1年半!サポート切れ迫るServer 2003は「今すぐ移行検討を」

2014年01月30日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Windows Server 2003/2003 R2の延長サポート期間終了まで、残り1年半を切った。日本マイクロソフトは1月29日、Server 2003からの移行促進を図る「サーバー移行支援強化期間」のキックオフを宣言した。全国のパートナー企業とともに、ユーザー企業のサーバー移行をバックアップしていく。

Windows Server 2003(R2も含む)の延長サポート終了は、日本時間2015年7月15日。残り1年半を切った

サーバー移行には時間が必要、「今すぐ」検討開始を

 2003年5月に発売されたWindows Server 2003は、2010年7月までのメインストリームサポート期間を終了し、現在は延長サポート期間に入っている。この延長サポート期間は2015年7月15日(日本時間)に終了し、それ以降はセキュリティアップデートを含むすべてのアップデートが提供されなくなる。このタイムラインはWindows Server 2003 R2も同じだ。

 IDCの国内x86サーバー稼働台数予測によると、2013年の時点で、国内223万台のx86サーバーのうち約36万台がWindows Server 2003以前のOSで稼働しているという。

 サポート終了と言えば、今年(2014年)4月には、Windows XPや「Office 2003」のサポート期間終了が控えている。こちらでも終了間際になって「移行が間に合わない」と訴えるケースが見られるが、サーバーOS/業務システムの移行にはさらに長期間を要することが予想され、マイクロソフトでは「今すぐ」移行の検討を開始してほしいと訴える。

 「クライアントPCの場合、部門ごとに適切なタイミングで移行すればよい。だが、業務アプリケーションが稼働するサーバー環境の場合は、データベースなどほかのシステムとも連携している。関連するシステムもすべて一度に移行しなければならないので、時間がかかる」(日本マイクロソフト 業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部長 佐藤久氏)

業務アプリケーション環境の移行プロセスには時間がかかる。マイクロソフトは「今すぐ移行の検討開始を」と呼びかける

 さらに、サーバー環境/技術は10年前と比べて格段の進歩を遂げており、仮想化やクラウドなど移行先の選択肢が多様になっていること、最新環境/OSへの移行において業務アプリケーションの改修が必要になるケースもあることなども、移行プロセスに時間がかかる要因だと佐藤氏は指摘した。

業務アプリケーションの移行においては、移行先環境をどうするか(物理/仮想/クラウド)、新環境/OSへの移行で必要な改修は何かなどの考慮点がある
佐藤氏は、ユーザー企業は「既存サーバー環境の棚卸し」「移行先の選択」「予算とスケジュールの確認」の3つに取り組んでほしいと呼びかけた

 マイクロソフトでは、Windows Server 2003からの移行相談専門窓口を設けて顧客やパートナーからの問い合わせに対応するほか、移行に関する情報をまとめたポータルを開設し、情報提供を行っていく。さらに、移行コストを軽減するための価格施策なども「今後検討していく」(同社執行役 ゼネラルビジネス ゼネラルマネージャー 高橋明宏氏)としている。

Windows Server 2003からの移行相談窓口と、移行に関する情報をまとめたポータルを開設

 マイクロソフトの移行支援“キックオフ”宣言とあわせて、パートナー各社も移行支援サービスの提供を開始しており、Windows Server 2003のサーバー移行はいよいよ待ったなしの動きとなりそうだ。

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