ただ安いだけでなく、価格の割に性能がいいおススメ製品の数々を紹介していくこの特集。3回目となる今回は「PC」だ。
消費税増税前ではあるが、為替相場の影響もあって一足先にPCパーツは値上がり傾向となっている。その影響は、4月になる前に(完成品の)PCに影響することが予想される。
そんな状況の中、Windows XPやOffice 2003のサポート終了も今年4月に迫っており、PCが必要という人は意外に多そうだ。そこで、今お買い得なPCを選んでみた。
大人気で品薄のオフィス付きWindowsタブレット
5万円台前半で買えるASUS「TransBook T100TA」
この年末年始で話題のPCといえば、Windows 8.1搭載の8インチタブレット。最新のAtomプロセッサー(Bay Trail-T)が期待以上の性能で、かつ低価格ということもあり、ブームが加熱ぎみだったが、現在は落ち着いてきている。
そこで、Bay Trail-T搭載として最初に世に出たASUSの「TransBook T100TA」を再評価したい。画面サイズは10インチと少し大きめで、年末からのブームに乗り遅れた感はあったものの、一体化できるキーボードが付属しているという“2-in-1”なPCである点が最大のポイントとなる。
合体して使えるため、テーブルのない場所でもタイピングができることや、画面の角度を調整して使うことができ、まさにノートPCそのもの。
TransBook T100TAは複数のラインナップが用意されているが、おすすめは最上位となる「Microsoft Office Home and Business 2013」を搭載するモデル。メインストレージが32GBと少ないが、キーボード側に500GBのHDDを搭載するため、合体して使う分には保存容量という点で問題なし。
このスペックで5万円台の前半から購入できるため、より使い方によってはタブレットというより低価格なモバイルノートの替わりにする、という選択もアリだ。
ただし、いくつか注意する点もある。まず、もともとタブレットということもあってインターフェースが少し寂しい。本体には充電兼用のmicroUSBポートと映像外部出力のmicroHDMI端子、microSDカードスロットがあるだけだ。キーボード側にUSB 3.0が1ポートあるので、充電しながら本体を使い、外部機器はキーボードのUSB端子に接続する、ということはなんとか可能だ。
また、キーボード側に500GBのHDDを搭載するといってもそれはあくまでデータの保存領域。メインのストレージ容量が32GBなので、ソフトウェアのインストールで工夫が必要になる場面もあるかもしれない。
最後に、かなりの人気モデルということで市場に在庫が少ない。多くのショップが次回の入荷が「未定」となっているので、しばらくは入手困難かもしれない。
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