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T教授の「戦略的衝動買い」 第279回

電子手書き端末の最新機種「Boogie Board Sync 9.7」を衝動買い!

2014年01月29日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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筆記データはいったん本体内に保存して
クラウドサービスに転送可能

Boogie Board Sync 9.7は細い専用スタイラスペンでけっこう細かな文字や絵を描くことができる。間違っても部分修正ができないのは従来機種とまったく同じだが……

Boogie Board Sync 9.7は細い専用スタイラスペンでけっこう細かな文字や絵を描くことができる。間違っても部分修正ができないのは従来機種とまったく同じだが……

 あらかじめ電源オンにしたBoogie Board Sync 9.7上に筆記したデータは、本体上の「SAVE」ボタンを押すことで内部のストレージにPDFファイルとして保持される。

Androidスマホやタブレットのユーザーなら、Google Playで「Boogie Board Sync」を導入する

Androidスマホやタブレットのユーザーなら、Google Playで「Boogie Board Sync」を導入する

お決まりのペアリング操作を行なえば、スマホのBluetoothの項目から「Sync(Boogie Board Sync 9.7)」が見える

お決まりのペアリング操作を行なえば、スマホのBluetoothの項目から「Sync(Boogie Board Sync 9.7)」が見える

スマホがBluetoothでBoogie Board Sync 9.7と繋がっている間は、最上段のメニューに「SYNC」の文字が表示される

スマホがBluetoothでBoogie Board Sync 9.7と繋がっている間は、最上段のメニューに「SYNC」の文字が表示される

Boogie Board Sync 9.7で筆記した後、「SAVE」ボタンを押すと、スマホ側のアプリの「SYNC」上にNewファイルが1つあることが表示される

Boogie Board Sync 9.7で筆記した後、「SAVE」ボタンを押すと、スマホ側のアプリの「SYNC」上にNewファイルが1つあることが表示される

Newファイルをタップすると、スマホに転送されたファイルの中身が表示される

Newファイルをタップすると、スマホに転送されたファイルの中身が表示される

Boogie Board Sync 9.7上の筆記データとほぼ同じモノがスマホ画面に表示されている。解像度がアップした昨今のスマホだと極めてキレイに見える

Boogie Board Sync 9.7上の筆記データとほぼ同じモノがスマホ画面に表示されている。解像度がアップした昨今のスマホだと極めてキレイに見える

 内部にPDFファイルとして一時保管されたデータをスマホなどのBluetooth対応クライアントに取り込むには、Google Playに登録されている「Boogie Board Sync」をスマホに導入することが必要だ。

スマホ側で「共有」設定をタップして、たった今送られてきた筆記データを任意のクラウドサービスにアップロードすることも可能だ

スマホ側で「共有」設定をタップして、たった今送られてきた筆記データを任意のクラウドサービスにアップロードすることも可能だ

筆者のメインクラウドサービスであるDropboxにアップロードしてみた

筆者のメインクラウドサービスであるDropboxにアップロードしてみた

GALAXY Cameraからアップロードした写真と一緒に、Dropboxのカメラアップロードホルダーに先ほどのBoogie Board Sync 9.7で描いた筆記データもアップロードされている

GALAXY Cameraからアップロードした写真と一緒に、Dropboxのカメラアップロードホルダーに先ほどのBoogie Board Sync 9.7で描いた筆記データもアップロードされている

 これらの簡単な操作を行なうだけで、Boogie Board Sync 9.7上に記述されたすべてのデータがスマホ側に簡単に転送される。そして、任意のクラウドシステムにアップロードするには、スマホの「共有」アイコンをタップすればいい。いくつかのクラウドサービスが表示されるので、アップロードしたいサービスを選択するだけだ。

続いてGoogle版のLite Evernoteとも言える「Google Notes」にもアップしてみた

続いてGoogle版のLite Evernoteとも言える「Google Notes」にもアップしてみた

もちろん、Evernoteにも問題なくアップロード可能だ

もちろん、Evernoteにも問題なくアップロード可能だ

Evernoteにアップロードされた筆記データをPCで見てみた

Evernoteにアップロードされた筆記データをPCで表示したところ

 筆者は、Boogie Board Sync 9.7で記述したデータを、自身のメインクラウドサービスである「Dropbox」や「Google Notes」をはじめ、「Evernote」「LINE」などに共有転送してみたが、いずれも難なくうまくいった。

別の画像をBoogie Board Sync 9.7で描いてLINEにも送ってみたが問題ない

別の画像をBoogie Board Sync 9.7で描いてLINEにも送ってみたが問題ない

スマホ側では複数のデータをサムネイル表示で見ることができる

スマホ側では複数のデータをサムネイル表示で見ることができる

スマホ側で任意のホルダーを作り、データを目的別に振り分けて管理できる

スマホ側で任意のホルダーを作り、データを目的別に振り分けて管理できる

 スマホに転送された後のPDF筆記データは、事後、ユーザー任意のフォルダー名を付け、分類することも可能だ。

「VIRTUAL DESKTOP COMPANION SOFTWARE」(Win版とMac版)を使えば、PC上で仮想Boogie Boardを使ったり、マウス代わりにスタイラスペンを使うことも可能だ

「VIRTUAL DESKTOP COMPANION SOFTWARE」(Win版とMac版)を使えば、PC上で仮想Boogie Boardを使ったり、マウス代わりにスタイラスペンを使うことも可能だ

Boogie Board Sync 9.7に同じように描けば、PCの画面にリアルタイムで表示される

Boogie Board Sync 9.7に同じように描けば、PCの画面にリアルタイムで表示される

PCとBoogie Board Sync 9.7でさまざまなやり取りを行なうことができる

PCとBoogie Board Sync 9.7でさまざまなやり取りを行なうことができる

 今回のBoogie Board Sync 9.7は、従来のアクティブ型であるBoogie Board RIPと同じように、PCのペンデジタイザーとして活用できる。Boogie Boardの米国サイトより「VIRTUAL DESKTOP COMPANION SOFTWARE」をダウンロードすることで、PC画面上に表示されているBoogie Board Sync 9.7に描画することができるのだ。

PCとmicroUSB接続されたBoogie Board Sync 9.7は、1.84GBのリムーバルデバイスとして見える。内部の複数の筆記データはPDFファイル形式だ

PCとmicroUSB接続されたBoogie Board Sync 9.7は、1.84GBのリムーバルデバイスとして見える。内部の複数の筆記データはPDFファイル形式だ

PCのエクスプローラでファイルを参照すると、普通のPDFファイルとして表示される

PCのエクスプローラからファイルを参照すると、普通のPDFファイルとして表示される

 また、単なるPCのマウス操作の代わりに専用スタイラスを活用することもでき、ペンにはマウスボタンに該当するクリッカブルなスイッチも搭載されている。

 残念ながら現在のところ、PCからこのアプリで連携してアップロードできるクラウドシステムはEvernoteだけだが、日常、Evernoteをメインのクラウドシステムとして活用しているユーザーには便利な機能だろう。もちろん単なるPDFファイルなので添付書類としてはさまざまな使い方ができる。

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