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アップルが教育事業を強化、アイパッド活用を日本にも

2014年01月22日 05時38分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 アップルは、タブレット端末のアイパッド(iPad)向け教育コンテンツの利用を日本のほか世界中に拡大すると発表した。日本でもiBooks(アイブックス)テキストブックとiTunes U Course Manager(アイチューンズユー・コースマネージャー)が利用できるようになる。

 iBooksテキストブックは、アイパッドのMulti-Touch(マルチタッチ)に対応した教育コンテンツで、インタラクティブなアニメーション、回転する3Dの図形、フリック操作で閲覧できるフォトギャラリー、タップ操作で再生される映像などを備える。アイパッドを教科書として利用することができ、授業内容に合わせてアップデートすることが可能。すでに米国のハイスクールの基本課程(コアカリキュラム)や、英国のGCSE(General Certificate of Secondary Education)で広く普及しているという。

 一方のiTunes U Course Managerは、iTunes U アプリケーションを通じ、授業で使用する教材をオリジナルに作成できるほか、iTunes Store内のiTunes Uで生徒に配布したり、一般向けに公開・共有したりすることが可能。また、インターネット上のコンテンツをはじめ、iBooks Storeで提供されている多数の書籍や既存のiTunes Uコレクションにある教材などをコースカリキュラムに統合することもできる。

 アイパッド向けコンテンツを充実させることは、アイパッドの普及を図る有効手段の1つ。アップルにとっては、アイパッドを教育現場のコアツールとすることで、若年層からのアイパッドのシェア拡大も見込むことができる。

「アイチューンズユー」サイト

「アイチューンズユー」サイト

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