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モバイル回線網対応で新規オフィスや店舗がすぐにLAN対応に

NEC、3G/LTE対応で工事不要のVPNルータを発売

2014年01月20日 17時51分更新

文● 行正和義

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UNIVERGE WA1511

 日本電気は1月20日、企業向けワイヤレスVPNルータとしてLTE/3G通信モジュールを内蔵した「UNIVERGE WA1511」と、外付けUSB型データ通信端末の利用が可能な「UNIVERGE WA1510」の2機種を発売した。

 これらは小規模オフィスのLANや、各種店舗のATM/チケットサービス端末、監視カメラなどに利用されるVPNルータ製品。同社従来製品「UNIVERGE WAシリーズ」ではモバイル回線の接続に外付けデータ通信端末が必要だったが、新製品「WA1511」ではLTE/3Gモジュールを内蔵し、NTTドコモの3つの周波数帯のLTE回線に対応する。さらにオプションとして外付けアンテナの利用も可能。

 モバイル回線としてはNECの「モバイルクラウド(MVNO)サービス」を利用することもでき、機器購入と同時に回線契約を行うことも可能。「WAN1510」は通信モジュールは内蔵していないがUSBポートを備え、外付けのUSB型データ通信端末を利用できる。

接続イメージ図

 両機種ともギガビット対応の有線ポートを2ポート備え、同社従来機種に比べて通信処理速度は約1.5倍に向上している。モバイル通信網を利用してすばやくLANを構築できるため、新規店舗の開設や、短期間での企業内ネットワークの構築が必要となるオフィスに最適という。

 価格はWA1511が9万8000円、WA1510が5万9000円(いずれも2月10日からの出荷)。WA1511用外付けアンテナ(2.5m/5m)は1万8000円/2万円(3月10日出荷予定)。

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