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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第69回

AQUOS PHONE最強はどれだ!? 主要3キャリアのスマホを比較!

2014年01月20日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 人気スマホの中から3機種をピックアップして、テストしていく本企画。今回は3機種ともシャープのAQUOS PHONEシリーズを選んだ。「ZETA」「SERIE」「Xx」と主要3キャリアを代表するスマホであり、実際に高性能。しかし微妙な違いもあるようだ。わずかな差が勝負にどんな影響をもたらすか注目してほしい。

AQUOS PHONE ZETA SH-01F

AQUOS PHONE SERIE SHL23

AQUOS PHONE Xx 302SH

スペックを比較すると
3機種は同じ……ではない!?

 用意したのはドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」、au「AQUOS PHONE SERIE SHL23」、ソフトバンク「AQUOS PHONE Xx 302SH」。各機種について簡単に説明しよう。

●ドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」
IGZO液晶を採用し、“余裕の3日間”という電池持ちを謳っている。ドコモの“Androidのおすすめ3機種”に含まれる一台。

●au「AQUOS PHONE SERIE SHL23」
こちらもフルHDのIGZO液晶を採用。前機種でも3日間の電池持ちを謳っていたが、本機はより細かく「静止画50.9時間」「動画15.7時間」といった具体例を挙げている。

●ソフトバンク「AQUOS PHONE Xx 302SH」
本機のみIGZO液晶ではなくS-CG Silicon液晶を採用。左右+上辺も狭額縁化し、表面全体における画面の表示割合を大幅に増やした「EDGEST」と名づけられたデザインを採用している。カメラに写した英単語を翻訳する「翻訳ファインダー」と呼ばれる独自機能も搭載。

 3機種のうち、ドコモとauはやはり電池持ちが強くアピールされている。ソフトバンクの302SHも“余裕の2日間”としているが、それよりも狭額縁デザインが最大の特徴という印象だ。

 では、詳しくスペックを比較してみよう。

  ドコモ
「AQUOS PHONE
ZETA SH-01F」
au
「AQUOS PHONE
SERIE SHL23」
ソフトバンク
「AQUOS PHONE
Xx 302SH」
メーカー シャープ シャープ シャープ
本体サイズ 約70×141×8.9mm 約70×140×9.2mm 約70×132×9.9mm
重量 約139g 約145g 約147g
画面サイズ 5型 4.8型 5.2型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.2.2
CPU クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.2GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 16GB/2GB 32GB/2GB
メモリーカード microSDXC(64GB) microSDXC(64GB) microSDXC(64GB)
下り最大通信速度 150Mbps
(Xi)
150Mbps
(4G LTE)
112.5Mbps
(SoftBank 4G LTE)
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz
2GHz/1.5GHz
/800MHz
2.5GHz(AXGP)
/2GHz/1.7GHz
/900MHz
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大10台)
カメラ画素数 1630万画素CMOS
(裏面照射型)
1630万画素CMOS
(裏面照射型)
1630万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 210万画素CMOS
(裏面照射型)
210万画素CMOS
(裏面照射型)
120万画素CMOS
(裏面照射型)
防水/防塵 ○/× ○/○ ○/×
ワンセグ連続視聴 7時間50分 10時間 7時間30分
フルセグ連続視聴 4時間30分 6時間10分 5時間
FeliCa
赤外線通信 ×
NFC
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast
SIM形状 microSIM microSIM nanoSIM
バッテリー容量 3000mAh 3000mAh 2600mAh
Qi × × ×
カラバリ Navy、White、Red ブラック、ホワイト、ブルー ラピスブルー、ホワイト、ブラック、ピンク

 まずはサイズ。EDGESTを採用したソフトバンクの302SHは高さが8mmも短いのだが、画面サイズは最大の5.2型。画面は大きく、それでいて本体はコンパクトになっていることが一目でわかる。

ディスプレーサイズは3機種でバラバラだ

 一方、ドコモのSH-01Fは139gと軽く、一番薄い。同じIGZOのau SHL23は、4.8型と画面がちょっと小さい。3機種ともまず外観で違いがあることがわかる。

 CPUやメモリー、カメラなどはほぼ同じだが、防塵にまで対応しているのはSHL23のみ。そしてワンセグとフルセグの連続視聴時間が、SHL23のみ抜きん出た数字になっている。ワンセグよりも、電池消費が激しいフルセグが6時間というのはインパクトのある数字だと感じる。

 さらに見ていくと、SH-01Fのみ赤外線通信に非対応。最近は活躍の場が少なくなっているとはいえ、あれば安心という人もいるだろう。

 電池容量は302SHが2600mAhで小さめ。これに画面も大きいことを考えると、ちょっと心配だが、なにしろ電池持ちに定評のあるAQUOS PHONEなので、実際にテストしてみないとどのくらいの差があるかはわからない。このあたりも本連載で順次テストしていく予定だ。

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