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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第338回

ソニー RX10を手にお正月の鞆の浦で猫撮影【その2】

2014年01月17日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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鞆の浦の街並みに溶け込む猫たち

物置に無造作に放り込まれてる品々がなんとなく漁村っぽい。「ここはおれの場所だ」と主張せんばかりの目付きがたまりません(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

物置に無造作に放り込まれてる品々がなんとなく漁村っぽい。「ここはおれの場所だ」と主張せんばかりの目付きがたまりません(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

 もう少し歩くと、無造作に使われてる物置っぽい雑然の中で昼寝してたハチワレ猫を発見。「気持ちよく寝てるのにじゃますんな」と目が語ってたので、遠くからそっと、少し望遠気味にして。

 冬の猫は日向で撮れるのがいい。猫はこういう日差しが入り、自分の身体がすっぽりおさまる場所を見つけるのが得意。

 鞆の浦に限らず、お正月の田舎町は歩く人も少なく、地元の人はたいてい家でのんびりしてるか年始に出かけてるので、すれ違う人のほとんどは観光客なのだが、静かだからこそ猫がひょっこり顔を出す。

突然目があって、興味津々という様子。しゃがんでモニターを開き、猫目線で撮ってみた(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

突然目があって、興味津々という様子。しゃがんでモニターを開き、猫目線で撮ってみた(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

 道路のど真ん中にひょっこり現われて、こちらと目があった瞬間。こちらはいつでも撮れるようスタンバってたので、その場でさっとしゃがみ、相手が動く前に望遠で撮らせてもらった。

 人に慣れてる猫はぐっと寄っても意に介さずリラックスしてる(前ページ冒頭写真)。けっこうな美猫だったので近づいた上に望遠で顔のアップを撮らせてもらった。

 鞆の浦といえば、海と古い街並みと、それから寺院である。人口比でいえばかなり上位に入るんじゃないかというほど、寺院がたくさん残っている。中世から近世にかけてそれだけ賑わってたということだ。

 最後の1枚はそんなお寺と猫。西日が気持ちよく当たる本堂に上る階段でのんびり毛繕いしてたところを、後ろに屋根が入る感じでローアングルで狙ってみた。

階段途中で毛繕い。冬の猫は日差しがあたる階段が好き。階段はもたれることもできるし、ぽかぽかして気持ちいいし(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

階段途中で毛繕い。冬の猫は日差しがあたる階段が好き。階段はもたれることもできるし、ぽかぽかして気持ちいいし(2014年1月 ソニー DSC-RX10)

 にしても、お寺と猫ってとても似合いますな。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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