2013年にさまざまなメーカーから多様な製品が登場した、活動量を測るウェアラブルガジェット。市場の盛り上がり始めからか、それぞれ特徴の差異がわかりやすく存在し、ユーザーから見たら選びがいのあるガジェットだと言える。
また、「ムーヴバンド」や「Fitbit Flex」など、ドコモ/ソフトバンクが月額制のサービスと共に提供する製品も出始めている。スマホアプリと連携し、取得した活動ログを管理するタイプの製品が多いので、こうした流れは自然だろう。
製品が多い中で選ぶ基準を設けるなら、ここでは「手軽さ」を挙げたい。ウェアラブルガジェットは常日頃、それこそ寝ているときでさえ付けることに意味がある。だからこそ身につけやすく、どんなログの管理もしやすいのがポイントだ。今回は今述べたテーマに沿うリストバンド型の5製品を紹介する。
生活習慣を正すためのシンプルなガジェット
Jawbone UP
実売価格 1万3800円
リストバンド型としては比較的早い段階で登場した「Jawbone UP」。モーションセンサーとバイブレーターを内蔵し、歩数と睡眠を記録する。大きな特徴はディスプレーがないこと。UP側での操作はボタンを長押しして昼/夜のモード切り替えと、目覚ましを止めることだけ。非常にシンプルな作りで好感が持てる。ログの確認や、適切なタイミングで睡眠から目覚めさせてくれる「スリープモード」などの機能設定はスマホアプリ「UP by Jawbone」で操作する。運動を始めるために使うというよりは、日々の生活習慣を改善させる目的で使うといいだろう。
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光学センサーで読み取る腕時計型心拍計
MIO Alpha
直販価格 2万4800円
「MIO Alpha」は腕時計タイプの心拍計。時計裏側にグリーンLEDと受光センサーが付いており、皮膚に光を当てて血流を読み込む。胸にセンサー付きチェストベルトを巻く心拍計が多いなか、腕に付けるだけという使い勝手の良さはかなり好感が持てる。液晶部は時間、平均心拍数、運動時間などを表示。また、Bluetooth 4.0に対応しており、iPhoneアプリを起動させるとリアルタイムで心拍数がわかる。アプリは専用のものではなく、さまざまなフィットネス用アプリで利用可能、という点もうれしいところ。マラソンやサイクリングなどで、自分にどの程度負荷がかかっているのかを知るにはうってつけのガジェットだ。
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OSにタッチ液晶、あらゆる機能が付いた万能型
miCoach SMART RUN
直販価格 4万7250円
アディダスがランニング用と謳う、まさにオールインワンと言える「miCoach SMART RUN」。Android OS搭載で、1.45インチのカラー液晶はタッチ操作対応だ。加速度センサーはもちろん、MIO Alphaと同じ光学センサーも付いており、消費カロリーと心拍数を取得できる。トレーニングプランも用意され、プランを選んで運動を開始するとリアルタイムで音声コーチングをしてくれる。さらには音楽プレーヤーとしての機能も持ち、MP3データを再生可能。これだけの機能があればスマホと連携は考えなくてもよい。ただ、少々高価でバッテリーが最大6時間しかもたないという短所も。本気でトレーニングし、こまめに充電するというならアリだろう。
市場を切り開き、独自単位を導入したパイオニア
Nike+ FuelBand SE
直販価格 1万5750円
「Fuelband」はウェアラブルガジェット市場を切り開いたと言っても過言ではない。その後継モデル「Nike+ FuelBand SE」が日本でも販売開始。大きな変更点はBluetooth 4.0に対応したこと。これにより、バンド側で表示する活動量がiOSアプリでもリアルタイムに反映される。Nike+ FuelBand SEの魅力はなにかというと、活動量を独自の単位「NikeFuel」で表した点と、バンドを通してコミュニティーが作られていく点だ。NikeFuelについては性別や体型によることなく数値が算出されるので、ほかのユーザーと活動量が比較できる。また、米国ではアプリでグループを作り、その中で励ましたり競い合ったりする関係が生まれているという。日本でもさらにユーザーが増えれば今後面白くなり、盛り上がるのでは?
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水泳でも使えてバッテリー4ヵ月持ちの優れモノ
Misfit SHINE
実売価格 1万3800円
「Misfit SHINE」は米国ミスフィット・ウェアラブル社製のコイン型ガジェット。加速度センサーで歩数、消費カロリーなどを計測する。auのスマホ公式アクセサリー「au +1 collection」として販売されているほか、Appleストアでも購入が可能だ。この手の製品だと生活防水がほとんどだが、Misfit SHINEは防水性能が高く、水泳中でも使用できる点が長所と言える。同期の方法も面白い。iOSアプリを起動し、iPhoneの液晶上に筺体を乗せると同期が始まる。そのため、筺体には接続プラグなどが一切ない。また、コイン形リチウム電池で動くので、バッテリー充電の必要がなく、4ヵ月間動き続けるのはうれしいところ。
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Misfit Shine アクティビティトラッカーMisfit Wearables
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