編集部員別、年末年始注目の製品 第6回
ソニー、ゼンハイザー、マーシャル、B&W、final audio design……あなたの好みはどれ!?
デザインが抜群にかっこいい! しかも音も良いヘッドフォン5選
2014年01月03日 12時00分更新
普段音楽を何で聴いているだろうか? パソコン、オーディオシステム、DAPでイヤフォン、ヘッドフォン……音楽の楽しみ方は人それぞれ。しかし、どうせ楽しむなら高音質で、そして出来ることならお気に入りのアイテムで楽しみたいもの。
ここでは筆者目線でデザインが大変よく、音質的にも一定以上の評価を集めているヘッドフォンを5つ紹介する。読者がお気に入りのヘッドフォン見つける一助になれれば幸いだ。
お手頃価格のサイバーデザイン重低音重視モデル
ソニー「MDR-XB920」
実売価格 1万5000円前後
周波数特性 3〜28000Hz
インピーダンス 24Ω
重量 約302g
4月にリニューアルしたEXTRA BASSシリーズのヘッドフォン。先代のちょうど同ポジションにあたる「MDR-XB700」に比べると多少遊び心の感じられるデザインになった。大きなアルミへアライン加工のパネルや赤色のラインは、一見すると相当派手に見えるのだが、人が付けている姿を見ると意外と派手な印象は受けない。
音質は、シリーズ名が表す通り重低音に特化している。ボイスコイルが3000mWまでの入力に対応しているので、大音量でも音が割れない点も特徴。折りたたみ機構や絡みにくいよう摩擦を低減したコードを採用するなど、持ち運びを前提とした仕様も特徴だ。
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異例のカラバリ充実度! 小型MOMENTUM
ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear」
実売価格 2万円前後
周波数特性 20〜20000Hz
インピーダンス 18Ω
重量 約152g
名の通り、同社のベストセラーヘッドフォン「MOMENTUM」のオンイヤー版。MOMENTUMがそのままぎゅっと小さくなったようなミニマムデザインが特徴だ。MOMENTUMはブラウンとブラックの2色展開だが、こちらはアイボリー、ブルー、グリーン、ピンク、ブラック、レッド、ブラウン、計7色の豊富なカラバリをラインアップ。1つくらいは強烈に気に入るカラーが見つかるはず。
音質面では、基本的にMOMENTUMを踏襲した深い重低音ときらびやかな高音が特徴。インピーダンスもMOMENTUMと同じ18Ω。iPhoneやiPodと組み合わせて軽快に使いたい。
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老舗アンプメーカーが手がけたロックなヤツ
マーシャル「MAJOR」
実売価格 1万5000円前後
周波数特性 20〜20000Hz
インピーダンス 32Ω
重量 約180g
音楽スタジオに行けば十中八九置いてあるマーシャルのアンプ。そんなマーシャルブランドの、スウェーデンZound Industries製ヘッドフォンがこの「MAJOR」だ。アンプのキャビネットと同様の素材を使用したり、随所にマーシャルロゴをあしらったりと、装着しているだけでロック野郎になれる。(流行っているのでよく見かけるという意味ではあまりロックではないかもしれない。)手に持ってみると妙にがっしりとした印象がある。折りたたみ式なので、あまり気をつかわず鞄につっこんでロックに持ち歩きをキメたい。音質はバランス型で、様々なジャンルが楽しめそう。
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ZDヘッドフォンMARSHAL
老舗英メーカーが作る紳士的なヘッドフォン
Bowers & Wilkins「P5」
実売価格 3万円前後
周波数特性 10〜20000Hz
インピーダンス 26Ω
重量 約195g
「ヘッドフォンの絵を描いてください」と言われてこんな形のヘッドフォンを描く人が果たしているだろうか? いない。まさに唯一無二と言える独特のフォルムが特徴だ。しかし、金属部の丁寧なポリッシュ/ヘアライン加工や羊革のイヤーパッドなど、上質な素材感で決して奇抜な印象にならない点が、さすが紳士の国イギリスのオーディオメーカーだ。
音質面では、開発にあたって「コンサートを実施し、バイノーラル録音を行い」それを「完全に再現できるように」調整をほどこしたというこだわりよう。さらに付属のケーブルに交換すればiPhone/iPodのリモコン付きイヤフォンマイクにもなってしまう! 携行に向いた適度なコンパクトさも嬉しい。
文句の付けようがない高品質感!
final audio design「PANDORA HOPE Ⅵ」
直販価格 6万4800円
周波数特性 非公表
インピーダンス 8Ω
重量 約480g
ステンレス削出しの筐体、シボ塗装をほどこした硬質樹脂、アルミ製のバックプレートなど、一目見て“モノが違う”と思わせる丁寧な仕上げに目がいくヘッドフォン。少々ゴツいので、街中でこれを付けて歩いていると「おや? あの人はなんだろう?」と思われる可能性もあるが、そんなことが気にならない格好よさだ。言わせておけばいいのだ。
音質面においては、50mmのダイナミックドライバーにBA型ドライバーを組み合わせるという一風変わった造りによる「ヘッドフォンらしからぬ音場感」をうたう。ヘッドフォン/イヤフォンメーカーとしては2009年ブランド開始と新興のメーカーだが、オーディオマニアの支持を受け最近では家電量販店でも手に入る。

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