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Windows 8.1にリニューアルされた「VAIO Duo 13」秋冬モデルを徹底検証 第2回

Windows8.1を搭載した「VAIO Duo 13」のゲーム性能を検証する

2014年01月07日 11時00分更新

文● 高橋量

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Windows 8.1で内蔵GPUの性能は向上したのか?

 今回も前回と同様、店頭販売向けの標準仕様モデルを使ってテストを行なう。まずはゲーム性能のキモとなるCPUとグラフィックス機能についておさらいしよう。

 VAIO Duo 13はCPUにHaswell世代のCore i5-4200U(1.6GHz)を採用しており、グラフィックス機能としてはCPU内蔵のGPU「Intel HD Graphics 4400」を利用する。Haswell世代のCPUは一世代前のIvy Bridgeよりもグラフィックス性能が向上し、内蔵CPUでもゲームを快適にプレーすることが可能だ。

「CPU-Z」によるCPUの詳細情報

「GPU-Z」による内蔵グラフィックス機能の詳細情報

 ただし「Intel HD Graphics 4400」のGPUコアは「GT2」で、より上位の「GT3」や「GT3e」に比べると性能は劣る。そのため、高い処理能力を必要とする3Dゲームをプレーするには少々厳しいかもしれない。

 だがソニーの直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメイドモデル「SVD1322A1J」であれば、より上位のCPUであるCore i7-4650U(1.7GHz)を選ぶことでGPUコアに「GT3」を搭載した「Intel HD Graphics 5000」を利用可能だ。ゲームをより快適にプレーした人は、オーナーメイドモデルを選ぶとよいだろう。

 では、マシンの総合的な3D性能を計測する「3DMark」と「3DMark Vantage」の結果をご覧いただこう。「3DMark」ではDirectX10レベルの3D性能を計測する「Cloud Gate」と最新のDirectX11の3D性能をテストする「Fire Strike」でほぼ同じ結果となったが、DirectX9相当の「Ice Storm」では秋冬モデルが約2.5倍ほど夏モデルを上回るスコアを叩き出した。

秋冬モデルの「3DMark」のベンチマーク結果

夏モデルの「3DMark」のベンチマーク結果

 だがDirectX9の性能を計測する「3DMark Vantage」では、夏モデルのほうが高いスコアが出ている。とはいってもおよそ2%程度の違いであるため、誤差と考えられなくもない。

秋冬モデルの「3DMark Vantage」のベンチマーク結果

夏モデルの「3DMark Vantage」のベンチマーク結果

 2種類のベンチマークで異なる結果が出ているため判断が難しいが、とりあえずは秋冬モデルは夏モデルと同等あるいはそれ以上のゲーム性能を持っていると考えてもよさそうだ。

(次ページ、「FF XIVやドラクエ10など、3Dゲーム系ベンチマークもチェック!」に続く)


 

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