ニールセンは、スマホからインターネットを閲覧するスマホ視聴率「Mobile NetView(モバイル・ネットビュー)」と、パソコンからのPC版インターネット視聴率情報「NetView(ネットビュー)」を調査・分析している。そこで10月のデータをもとにスマホとPCを比較してみた。
インターネット利用者数は、PCからが5380万人であるのに対してスマホからが3500万人と、規模の比率でスマホがPCの65%にまで迫った。これを分野別にみてみると、PCからの利用が多いのは「SNS、ブログ」「ポータル、コミュニティ」「オンラインモール」「総合ニュース」「ビデオと映画」など。一方、スマホからが多いのは「コミュニケーション」「食品、料理」「地図、一般的旅行情報」「天気」「服飾、美容」「健康」などとなった。仮にECサイトの実績を向上するならば、PCからの利用が多い分野はPC向けのサイト、スマホPCからの利用が多い分野はPC向けのサイトに力を入れるのが得策だ。
なお、ニールセンの同分析では年代別のインターネット利用にも目を向けており、たとえば「食品、料理」のインターネット利用者数の場合、10・40代はPCとスマホがほぼ肩を並べ、20・30代はスマホが多数、40・50代ではPCが多数派となった。
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