第4世代CPU搭載でパフォーマンスと省電力性を両立
まずは各種のベンチマークを用いて、マシンのパフォーマンスをチェックしていこう。「Windows エクスペリエンスインデックス」での基本スコアは5.0。グラフィックス機能がスコアを下げているが、プロセッサ、メモリ、ストレージの評価では高得点をマークしている。
つづいて、PC総合ベンチマークソフト「PCmark 7」のスコアは4500弱で、5000~6000を叩き出すような現行のハイスペック機と比べればやや見劣りする。だが、スコアの内実を見てみると、DirectX 9を用いたテストが全体の評価を下げているが、それ以外の項目の評価は高い。一般的なオフィスでの用途がメインなら十分すぎる性能だ。
また「CrystalDiskMark」でストレージのアクセス速度を計測したところ、書き込み速度が200MB/sを下回っており「若干物足りないかな?」という印象だが、読み込み速度は400MB/sを超えており、合格点といえる。
さらに、OA機器の国際的な省エネ制度である「国際エネルギースタープログラムVer.5.0(2009年度7月基準)」をクリアしており、マシンの処理性能を維持しつつ、省電力性にも優れているので、省エネ性能も抜群!
なお、これはあくまで仕事をするためのマシンなので、本来なら仕事中にゲームで遊ぼうなどという、けしからんことを考えてはいけないのだが、ちょっと息抜きをしたくなることも多々あるだろう(笑)。
そこで、手前味噌で恐縮だが、ASCII.jp策定による「艦これ」ベンチマークを行なってみた。結果はタイムが27.3秒、CPU使用率が27%を計測し、快適に遊べることがわかった。これなら「艦これ」プレイヤーも安心だ。提督へのジョブチェンジは、なるべく控えていただきたいところだが(笑)。
ビジネス用途に適した15.6インチ&テンキー付モデル
15.6型のディスプレーを搭載する筐体はかなり大きく、そのぶんだけ実務には向いている。Aeroスナップを使い、左にブラウザ、右にオフィスという、2つのウィンドウを分割表示しても、ウェブページや文書の終わりの行まできっちり表示できるのは、高解像度ならではと言える。
一方で、画面やキーボードは広々としており、作業はしやすい。キーボードは、どこにどのキーがあるのかをいちいち確認することなく、指先の感覚だけで自然と打ち込めることが大事だがEndeavor NJ3900Eのキーボードは一般的なデスクトップのフルキーボードと同等の4列レイアウトのテンキーを備えており、デスクトップPCと同じような感覚で操作できる。タッチパッドも縦横に広く、ゆとりがあって使いやすい。
本体が大きいといっても、厚みは約26mmと薄く、紙の資料などと一緒に脇にはさんでも、軽々と持ち歩くことも可能だ。デスクから会議室へ移動する場合など、職場内での持ち運びといったニーズもしっかりとカバーしている。