「インストールできない」「動作しなくなった」「返品を受け付けてもらえない」――日本マイクロソフトのカスタマーサポートにこのような声が寄せられたため、同社では公式ブログを通じ、ユーザーに注意を呼びかけている。
これらは大手のECサイト等でウィンドウズやオフィスを購入したユーザーから寄せられた声で、いずれも悪質な業者が販売した偽造品や不正なプロダクトキーなど、非正規品のソフトウェアであるという。以下は同社公式ブログで挙げた、「『買ってはいけない』オンラインショップ10の特徴(2013年12月時点)」だ。
(1)DVDメディア付きのOfficeが販売されている(最新のOfficeにはDVDは同梱されていない)。
(2)パソコンに同梱されているDVDを単品として販売している。
(3)「認証保証」などとうたっている。
(4)「100%正規品・本物」などと強調している。
(5)他言語版と称した製品を販売している。
(6)OEM版、DSP版と称したOfficeを販売している(実際に届いたのは別のエディションで、しかもインストールできなかったという例が多く見受けられる)。
(7)「国内より発送するので安心!」などとうたっている。
(8)「Eメールでプロダクトキーやダウンロード先のリンクを送るので送料無料」などとうたっている。
(9)レビュー欄に、絶賛する内容のコメントが書き込まれている。同じ文面が他の商品のレビュー欄にも見受けられる。
(10)法人向けにしか販売されていない「OfficeProfessional Plus」や、日本で販売されていない「Office Home and Student」などを小売りしている。
このほかにも、たとえば、マイクロソフト、ウィンドウズ、オフィスのロゴが旧いものだったり、ネットから拾ってきたような製品の画像を使っていたりなど、疑わしいオンラインショップには、少し注意すればおかしいと思われる点がたくさんある。同社では非正規品に対してはサポートを提供できないため、「有名なサイトで売られているのだから」と安易に鵜呑みにせず、注意を怠らないのが肝心だ。
関連サイト
■日本マイクロソフト公式ブログ