Jot Script×Evernoteのシアワセ
ペン本体だけでも十分画期的なのだが、Jot Scriptはそれだけではない。「Adonit Jot Script Evernote Edition」という製品名どおり、クラウドサービス「Evernote」とコラボレーションしているのだ。
Evernoteといえば、さまざまな情報を簡単に記録し検索できる上に、PCやスマートフォンからも閲覧、編集可能という便利ツール。小生もだいぶお世話になっているのだが、Jot ScriptはEvernoteと連携する手書き入力アプリ「Penultimate」に対応している。これによって、いつでもどこでも気軽にメモを取り、共有できるというスバラシイ環境ができあがる。
さっそくPenultimateをダウンロードする。設定画面を開き、入力方法でJot Scriptを選択。画面が変わり「スタイラスペン探知しています」なんてメッセージが現れた。と思ったら、あっという間に登録完了。
次は手首の位置の登録だ。これによってタッチパネル上に手を置いたとき描画されないようにするパームリジェクション機能が有効に機能する。面白いのはペンの握り方が左右それぞれ3種類ずつ出てくる点だ。これで手をつく位置を特定するらしい。
準備が整ったところで、いよいよペン先をタッチパネルに付けてみる。そのまま動かすと細いペン先を追って滑らかな線が引かれていく。反応は上々だ。そのまま文字を書いてみると……書きやすい! スラスラと文字が書けていく。驚いたのは走り書きのように急いで書いたものも途中で途切れることなくはっきりと描かれている。Pixelpointテクノロジー、あなどれない技術だ。
従来までのスタイラスペンだと、筆跡が一拍間を置いてから反映されていた。素早くメモを取ろうとすれば、ユーザーは筆跡を“予想”しながら書くことになる。つまり、われわれ人間のほうが使っている道具に合わせていたわけだ。しかし、Jot Scriptなら、そんな心配は無用。走り書こうが、殴り書こうが、しっかり線が描かれる。思う存分書きまくることができるのだ。
この連載の記事
-
第82回
sponsored
パソコン、スマホ、ゲームの音を手軽にド迫力化するキューブスピーカー -
第81回
sponsored
USB Type-C搭載PCやiPad Proの「端子足りない問題」を解決する -
第80回
sponsored
約5000円で筆圧検知1024段階対応のアクティブスタイラスが描き心地◎ -
第79回
sponsored
約4万円で144Hzのゲーミングディスプレー「PTFGFA-27C」を試す -
第78回
sponsored
新MacBook Airの容量不足、その解決に効くHP「SSD」 -
第77回
sponsored
全会議室に導入してほしい! プレゼン用PCのHDMI接続をワイヤレス化する「Simple Cast」 -
第76回
PC
iPhone XSとBT接続も! DAC要らずのハイレゾ対応スピーカーがすごい -
第75回
PC
Type-AとType-C混在の面倒なUSB状況を解決する救世主がこれ -
第74回
PC
PCとつないで簡単に使えるドキュメントカメラで、プラモ制作を動画化してみた -
第73回
PC
iPhoneの外付けストレージを「ShAir Disk」でワイヤレス化してみよう -
第72回
sponsored
買ったばかりのiPadの画面割れを防ぐ最良の方法 - この連載の一覧へ