インテルが東京駅の動輪広場、名古屋駅のイベントスペースに引き続き、博多駅のメインコンコースで「ビジネスをもっとスマートに。インテル体験イベント」を開催している。
脱着型やコンバーチブル型といった「2 in 1」タイプのPCを中心に、HaswellやBay Trail世代のプロセッサーを搭載したWindows 8.1機をずらりと展示。
会場は「タッチによる資料修正」「起動速度の比較」「SkyDriveの実演」などいくつかのブースに分かれており、説明員の解説をききながらPCに触って新プロセッサーの処理性能を体感できる。すべて回ればWindows 8.1の使い勝手やビジネス向けの機能を存分に味わえ、今年になって発売したPCたちの能力をしっかりと体感できるはず。
博多駅では、吹き抜け構造の天井の高さを利用して、巨大な垂れ幕を設置。駅の一角がインテルのコーポレートカラーであるブルーに染まっていた。通りかかった人や、仕事帰りのビジネスマンが立ち寄って説明を受け、最新のUltrabookに感心している様子が印象的だった。
イベントの狙いを担当統括部長にきく!
インテルのマーケティング本部 パートナー事業統括部長の井田晶也氏にインタビュー取材を試みた。
—— 東京、名古屋に続いて第3回目となる今回の博多ですが、手応えはいかがですか?
「東京、名古屋ともに目標の300人/日を大きく上回る、約500人/日という来場者を達成できましたが、今回も中々好感触だと感じています」
—— ちなみに、「東京」「名古屋」「博多」の3都市に的を絞ったのはなぜでしょう?
「いずれも新幹線が停まり、出張するビジネスマンの多い都市ということで選びました。じゃあ大阪は? というと、大阪は『大阪』『新大阪』の2つに人が分散してしまうので、効率を考えて名古屋に設定しました」
—— 札幌とかどうですか?
「候補でしたが、寒くて人が立ち止まってくれないかもしれないと考えて(笑)、今回は見送りました」
—— 今回は「ビジネス」に絞ったブースとして展開していますが、なぜですか? また、コンシューマー向けにブースを展開するときとどう違うのでしょう?
「『今はかなり薄型でも十分な処理性能を持ったPCがある』という事実が、ビジネスマンに受けるのではないかと考えてのことです。モビリティーの部分というのは業務効率にかかわってくるので、『こんなに軽いのにこんなに速いんだ!』とビジネスマンの方々に感じて欲しかったのです。また、2 in 1PCの魅力というのは触ってみないと中々分かりませんから、「ぜひ触って良さを知って欲しい」という気持ちもありますね。コンシューマー向けには、土日に家電量販店などで販促イベントを実施しているので、そちらでカバーできると考えています。
内容としては、SkyDriveやタッチのデモに加えて、『Core 2 Duo世代との処理性能比較』がポイントです。古いPCを特に不満なく使っている人こそ、今のPCを見ると驚きます。そういった人が立ち寄ることで、新しいPC、プロセッサーに興味を持ってもらえればと考えています。近くに大きな家電量販店もあるので、博多駅というのはこのエリアではベストポイントでした」
—— 2 in 1PCの使い勝手や、新プロセッサーの処理性能に対する、来場者の反応はいかがでしょう?
「これまでの来場者アンケートにおいても、2 in 1PCに好感を示して下さった方が多いことが表れているので、うまくいったのかな、と考えています。また、Core 2 Duo世代との比較デモは、アンケート中、『印象に残ったブース』の率が最も高く、こちらも狙い通りうまくアピールできたと感じています」
2 in 1タイプに興味を持つ人は多い
井田氏が語る通り、人気を集めていたのはソニー「VAIO Duo」やレノボ「Yoga 2 Pro」、東芝「V713」といった2 in 1タイプのモデル。やはり定番のクラムシェルタイプが人気なこともあり、「すごく普及している」とまでは言えない2 in 1PCだが、来場者の反応を見る限り、「興味を持っている」消費者、「興味はあるが触ったことがない」消費者は多いように思える。年末から来年にかけての普及に期待したいところだ。
同イベントは13日まで。12:00から19:00の間、開場している。白いユニフォームのスタッフが周知しているので、場所は分かりやすい。博多駅に行く際には、立ち寄って最新の2 in 1PCを体感してみよう。