ネット通販の王者とも呼べるアマゾンは、書籍を皮切りに次々と取り扱い商品のジャンルを広げてきた。そのなかで今年、徐々に事業を拡大しつつあるのは生鮮食品だ。
“鮮度が命”であるがゆえに、事業化に向けていくつかのハードルを越えなければならないが、当初、シアトル地区で実験的に取り組んでいた生鮮食品宅配サービス「AmazonFresh」は6月にロサンゼルス地区へもエリアを拡大。そして今回、新たにサンフランシスコでも「AmazonFresh」の取り扱いを開始した。
午前10時までに注文したものは当日に、夜10時までの注文に対して翌朝に宅配する仕組み。買い物金額が35ドル以上であれば送料は無料となる。
アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)では、「対アマゾン 流通本土決戦」と題した特集をはじめ、アマゾンのECビジネス戦略とそれに対抗する国内企業の取り組みをまとめている。「AmazonFresh」と同様のサービスは国内では楽天マートなどが事業展開しているが、仮に「AmazonFresh」が日本にも進出すれば大きな脅威となるだろう。
関連サイト
■ AmazonFresh