年末年始に組みたい旬な自作PC構成例と秀逸な機能&ツール群を、5回にわたって紹介していく特集記事。1回目、2回目はスマホ/タブレットと連携したPC自作向け機能を紹介してきた。3回目は人気オンライン戦車ゲーム「World of Tanks」にベストなPCの自作を目指していこう。
ゲームの腕をカバーできるかも!?
Sonic Radarなど独自機能が盛りだくさん
ASUSの秀逸なファンコントロールツール「Fan Xpert 2」や、使い込むうちに速度が低下してくこともあるSSDを初期状態に戻せる「Secure Erase」機能をマザーボードに備えるなど、「MAXIMUS VI GENE」には、ASUS製マザーボードの定番機能から「R.O.G.」シリーズのみが搭載する機能まで、とにかく多彩の機能とツールが備わっている。そんな豊富な機能のなかでもオススメなのが、「Sonic Radar」だ。
「Sonic Radar」は、足音や銃声などがどこで発せられたかをレーダー風のグラフでゲーム内に表示できる。これにより障害物で視界の効かないシーンなどでも、敵の位置がわかり、戦いを有利に進められるというもの。オンラインゲームで自分だけ使うと、ちょっと物議を醸し出しそうな機能だが、シングルプレイでゲームの腕を磨くのにはいいだろう。
ただ、離れたところからこっそりと砲撃されるWoTでは、正直その効果はあまりなかった。また、最新ミリタリーFPSゲームの「Battlefield 4」や「Call of Duty: Ghosts」のフルスクリーンでは残念ながら動作せず、ウインドウズモードでのプレイが必要だった。
味方の足音や銃声、さらに効果音も拾ってしまいレーダーに表示されるため、その効果はゲームでかなり分かれるところだが、遮蔽物に隠れている状態でも、ある程度敵の位置がわかるのはいい感じだ。
また、サウンドもグッドでハイレゾ音源の楽曲やBD再生時の音声もクリアー、クッキリしているように感じた。音質は使っているヘッドホンや好みで変わるところだが、ハイレゾ音源配信サイトの「e-onkyo music」が、「ガルパン」や「ラブライブ」、「新世紀エヴァンゲリオン」などの楽曲をハイレゾ音源で次々と配信しているので、オンボードでも十分高音質なサウンドを楽しめたのは、うれしいところだ。
こだわりの極上PCを自作して
World of Tanksを快適にプレイ
そのほかのパーツにもこだわり、SSDには最速クラスで信頼性のあるPLEXTOR「PX-256M5P」や、純国産のセンチュリーマイクロ製メモリー。静音性を重視したCoolerMasterの静音PCケースの「Silencio 352」に、負荷が40%以下のときは内蔵ファンの回転が停止する、準ファンレス電源のCorsair「RM650」と、隅々まで気を配った“WoTを快適に遊べるゲーミングPC”。
構成をPCパーツショップ店員に見せて「この構成のPCをください!」もアリだが、SSDやメモリーの容量、好みのデザインのPCケースなどに変更してみるのも楽しいのでオススメだ。年末年始は2014年春にイベント上映されるガルパンのOVAに備えて、WoTで戦車道を極めておこう。
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