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最新技術、最新パーツを活用する極上PC自作 第3回

ますます熱いガルパン! World of Tanksで戦車道を始めよう

2013年12月18日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 年末年始に組みたい旬な自作PC構成例と秀逸な機能&ツール群を、5回にわたって紹介していく特集記事。1回目2回目はスマホ/タブレットと連携したPC自作向け機能を紹介してきた。3回目は人気オンライン戦車ゲーム「World of Tanks」にベストなPCの自作を目指していこう。

1秒間に何回ゲーム画面を
書き換えているかを実測

 ひと通りの操作を学べる戦闘チュートリアルでフレームレートを計測してみると、快適にゲームを遊べる60fpsを大きく上回る値を叩き出した。

World of Tanksのフレームレート(単位:fps) better→

 ただ、GeForceが若干勝る結果になっている。WoTのフレームレートだけで見るなら、GeForce GTX 760を搭載する「GTX760-DC2OC-2GD5」を選んでおけば間違いないだろう。

 なお、マザーボードやSSDなどの構成は違うが、両ビデオカードとも「ASUSのビデオカードは鉄板メーカーならではの高信頼、高耐久」の記事で、定番3DベンチマークやWoT以外のゲームなども試しているので参考にしてもらいたい。

 WoTは移動速度が遅い戦車のゲームなのでさほど効果を感じられないが、最大垂直同期120Hzや144Hzのゲーム向け液晶ディスプレーと組み合わせるのもアリだろう。動きの激しいFPSやレーシング、格闘系ゲームをプレイするならなおさらだ。

最大垂直同期144Hz、応答速度1msのゲーミング液晶ディスプレーのASUS「VG248QE」。実売価格は3万8000円前後と、従来の液晶ディスプーイと比べると割高だが、FPSやレーシングなどのゲームも遊ぶならほしいところだ

マザーボードは多機能な
ゲーミングマザーがオススメ!!

 続いてはマザーボードだが、プラットフォームは鉄板のLGA1150でキマリだ。6コア/12スレッドに対応するLGA2011もあるが、ゲームでは4コア/4スレッドあれば十分で、1コアあたりの性能もLGA2011の最新CPUとなるIvy Bridge-Eの「Core i7-4820K」より、LGA1150の鉄板CPU「Core i7-4770K」のほうが優れていたりする。

 LGA1150向けマザーボードといっても価格はピンキリだが、今回は多機能、高品質なゲーミングモデルを選択。最近は各社がゲーム向けマザーボードを投入しているが、定番はASUSの「R.O.G.」シリーズだ。

「R.O.G.」シリーズはサウンド周りもこだわっており、ガルパンのBDやハイレゾ音源などもクリアーなサウンドで楽しめる

 定評ある安定性や品質面なども魅力だが、決め手は、ラインアップの豊富さとその多機能性。また、なにげにASUS製ビデオカードが採用する「DirectCU II」の配色とマッチするブラックとレッドの配色も選んだ理由だったりする。

 PCケースは、静音重視のCoolerMaster製「Silencio 352」。側面パネルがアクリルではないが、見えないところにもこだわるのが自作PCだ。

 今回は省スペース性やコストパフォーマンスを考慮して、Micro ATXモデルの「MAXIMUS VI GENE」をチョイスしている。

今回の構成で選んだMicroATXサイズの「MAXIMUS VI GENE」。小型のミドルタワーでゲーミングPCを作れ、マルチGPUなどにも対応している

 「MAXIMUS VI GENE」以外にもマザーボードの選択肢はある。例えば、外部オーバークロックアダプターの「OC Panel」が付属する「MAXIMUS VI EXTREME」(実売価格 4万8000円前後)や、基板表面にエアフローを整える冷却カバー「ROG Armor」を装備し、高発熱で長時間動作の安定性に影響するVRM部が水冷に対応している「MAXIMUS VI FORMULA」(実売価格 3万8000円前後)などだ。

 どうしても価格は張ってしまうが、自分の好みや用途にあわせてマザーボードを変更して、自由にパーツを選べる自作PCの醍醐味を堪能したい。

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