年末年始に組みたい旬な自作PC構成例と秀逸な機能&ツール群を、5回にわたって紹介していく特集記事。1回目、2回目はスマホ/タブレットと連携したPC自作向け機能を紹介してきた。3回目は人気オンライン戦車ゲーム「World of Tanks」にベストなPCの自作を目指していこう。
WoTが超快適な
ゲーミングPCを組む!!
ここからは、“WoTを快適に遊べるゲーミングPC”のオススメ構成を紹介していこう。WoTを快適に遊ぶためのPCスペックは、けっして高くないが、今回は長~く使え、ほかのゲームも十分快適に遊べるであろうPCパーツを選んでいきたい。
PC性能はもちろんだが、長時間PCに負荷がかかるゲーミング中に動作が不安定になったり、ガルパンの動画や音楽を楽しんでいるときに、PCの動作音が気になったりしないよう、品質と静音面にも重点をおいて、各種パーツを選んでみた。それが以下の構成だ。
パーツ構成 | 実売価格 | |
---|---|---|
CPU | Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz/TB時3.9GHz) | 3万3500円前後 |
マザーボード | ASUS「MAXIMUS VI GENE」(Intel Z87 Express) | 2万4000円前後 |
メモリー | センチュリーマイクロ「CAK4GX2-D3U1600」(PC3-12800 4GB×2) | 1万2500円前後 |
ビデオカード | ASUS「GTX760-DC2OC-2GD5」(GeForce GTX 760、GDDR5 2GB) ASUS「R9270X-DC2T-2GD5」(Radeon R9 270X、GDDR5 2GB) |
2万7000円前後 2万7000円前後 |
SSD | PLEXTOR「PX-256M5P」(256GB) | 2万2500円前後 |
HDD | 好みでチョイス | 3万3500円前後 |
光学ドライブ | 好みでチョイス | 3万3500円前後 |
電源ユニット | Corsair「RM650」(80PLUS GOLD 650W) | 1万7000円前後 |
PCケース | CoolerMaster「Silencio 352」(MicroATX) | 9000円前後 |
CPUは当然だが、マザーボードやビデオカード、SSDといったパーツは鉄板メーカーで固めているので、秋葉原のPCパーツショップだけでなく、Amazonなどの通販でも購入可能だ。
なお、ゲーミングPCで最も重要となるビデオカードには、同価格帯で性能もほぼ同じ、NVIDIA「GeForce GTX 760」と、AMD「Radeon R9 270X」の両GPU搭載モデルをチョイスしている。
表示のカクツキやラグをなくすNVIDIA独自ディスプレー同期技術のG-SYNCが注目されている「GeForce」。対して、次世代ゲーム機のPlayStation 4とXbox Oneに採用されるAMDは、フレームレートが向上すると期待されている「Radeon R」シリーズをラインナップ。どちらにするかは、好みで選んでもらいたい。
また、あえてHDDと光学ドライブは今回の構成に含めていない。「PCでガルパンのBlu-ray Disc/DVDを見たい!」、「MP3楽曲をPCで管理したい!」など、用途にあわせてBDドライブやHDDを追加してほしい。
キモのビデオカードは
ミドルハイGPUで超快適ゲーミング
ここからは今回の戦車道を極めるWorld of TanksゲーミングPC構成のキモとなるビデオカードとマザーボードを紹介しよう。
まずはゲーミングPCで、最も重要といってもいいビデオカードだが、今回はASUSの「GTX760-DC2OC-2GD5」(GeForce GTX 760)と「R9270X-DC2T-2GD5」(Radeon R9 270X)をチョイスしている。
正直、同じGPUを搭載したより安価な製品もあるが、ASUS製ビデオカードは、高耐久高品質な部品や、デュアルファンながら静音性に定評がある独自クーラーの「DirectCU II」を搭載。安心して長時間のゲーミングが行なえるのがポイントだ。
市街地だけでなく、さまざまなマップが用意されているWoTは、ぜひとも最高画質のフルHDで遊びたい。ミドルハイGPUの両モデルなら、フルHDでの描画はまったく問題ない。
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