今年に入って2in1やコンバーチブル型のPCが増えてきているが、まだまだノートPCの主流は折りたたみ式であるクラムシェル型だ。Ultrabookの登場で軽くて薄くてバッテリーが長持ちといった要素があたり前になったが、軽さを追求したところ、1つの製品にたどり着いた。それが、NECパーソナルコンピュータの「LaVie Z」(NECダイレクトモデルは「LaVie G タイプZ」)だ。
薄くて軽くて性能は高くて、しかもバッテリー駆動は実測5時間半
軽さのメリットとして大きいのが、当然ながら持ち運び時の負荷が減ること。ノートPCを検討したことのあるユーザーならば感じたことがあると思うが、1kg未満の製品では、重さが数10g違うだけでも体感重量は大きく変化する。今回試用しているのはLaVie Zのタッチパネル非搭載モデルで、実測795gと非常に軽い。
この「LaVie Z」の厚みは、突起部を除き薄さ14.9㎜。大きさとしては、実寸としてはA4ファイルとほぼ同じサイズで、319(W)×217(D)×14.9(H)mm。妙に薄くて軽いノートPCに見える人が多いだろう。それでも、CPUはCore i7-4500U(1.80GHz)で、ストレージは256GBのSSD、USB 3.0端子が2つにHDMI端子、そしてメモリーカードスロットも搭載しており、モバイルノートとしてはパワーのある仕様になっている。
薄くしつつ堅牢性も加味し、さらに性能も追求すると、犠牲になるのではと考えるのがバッテリー駆動時間。だが、LaVie Zのバッテリー駆動時間(カタログスペック)は、約9.2時間と長めだ。
ほぼ待機状態での運用に近い数値で、実際に作業を行なった場合は、オフィスアプリケーション中心で5時間30分前後、写真処理などをガリガリ行なった場合は4時間を見ておくとよい。なお、1時間で約80%まで充電できる急速充電に対応しており、食事や休憩時にコンセントが使えるお店を選んでこまめに充電すれば、丸1日の出張などでも使い続けられるだろう。ACアダプターは、サイズが約94.0(W)×41.0(D)×30.0(H)mmで、約192gと軽量設計。
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