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家電に続き、「スマホ×クルマ」の「カースマ」が普及!?

2013年12月06日 05時36分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電製品はここ数年、スマホで操作・管理できる「スマート家電」へと進化を遂げてきた。その流れはクルマにも及んでいる。「スマホ×クルマ」の「カースマ」だ。といっても、クルマをスマホで運転しようということではない。活発化しているのはカーステレオやカーナビといった周辺機器である。

 12月1日に幕を閉じた自動車産業の一大イベント「東京モーターショー2013」(東京ビッグサイト)では、クルマ社会の今と未来をうかがえる多種多様な車種が出展されていたが、その一角には、スマホ内の音楽をカーステレオで聴けるようにする機器や、スマホ画面を車載ディスプレイで観られるようにする機器、スマホをカーナビとして利用できるようにするアプリなども展示されていた。9月に発売されたアウディの「A3スポーツバッグ」は日本初のワイファイ搭載車で、車内でスマホなどからワイファイ接続でインターネットにアクセスできることから話題となっている。

 カースマについてユーザー側はどのような意識を持っているのか――トレンド総研がこのほど発表したカースマに関する調査結果によると、「自動車の発進前・停止中などに車内でスマホを利用したことがある」のは84%。利用したスマホの機能の上位は、「地図・GPS」(46%)や「インターネット(検索・サイト閲覧)」(40%)、「音楽再生」(27%)、「ハンズフリー通話」(18%)などが挙がった。

 しかし、先述したカースマ用接続機器を併用すれば、自動車の発進前・停止中だけでなく、運転・ドライブ時にもスマホの機能を利用できるようになるが、実際、スマホの音楽をカーステレオでも聴けるようにつなげている人は39%、スマホの画面を車載ディスプレイで観られるようにつなげている人は17%にすぎなかった。その原因はカースマ用接続機器の認知度の低さ。「つなげていない」と回答した人の60%は、そもそも「つなげられること自体を知らなかった」と回答していたのだ。

 そこで「自家用車とスマホがつなげられると、運転・ドライブはもっと快適になると思うか」と質問すると、81%が「思う」と回答した。アスキークラウド10月号(8月24日発売)では「第2次スマホバブルがやってくる」と題した特集で、スマホの普及拡大から波及するビジネスをまとめているが、今回の調査からカースマに対する潜在的なニーズの高さがわかり、カースマにもビジネスチャンスが見込まれる。

「自家用車とスマホがつなげられると、運転・ドライブはもっと快適になると思うか」

「自家用車とスマホがつなげられると、運転・ドライブはもっと快適になると思うか」

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