スマホで始める「音楽アプリ部」 第26回
アンビエントなループが流れまくる、ちょっと変わったマシーンです
彼岸の音色!? 「ブッダマシーン」のアプリを君は知っているか
2013年12月15日 12時00分更新
起動すればもう「彼岸の音色」が
バックグラウンド再生に対応、タイマー機能も
前ページでは何か重々しく締めてしまったが、操作方法はいたってシンプル……というか、アプリを起動するといきなり音が鳴り始める。この音はループし、延々と鳴り続ける。音を切り替えたい場合は、画面右下のボタンを押す。すると、また違う音がループし始める。なんというか、本当にそれだけである。
出てくる音は、まさに“アンビエント”と呼ぶべきもので、リラックスできるものもあれば、ホラー映画のBGM的なものもある。それが延々とループし続けるので、リラックスできる人もいれば、「なにこれ?」を顔をしかめる人もいるかもしれない。ループはたくさん入っているので、気分次第でお好みのものを選ぼう。
ボディーの「FM3」をタップすると、設定画面というか、ボディーの反対側が表示される。ここで「1/2/3」を押すと、出てくる音が変わる。要するに3台のブッダマシーンが入っていて、それぞれが複数の音を出せるようになっている。それを「1/2/3」を押すことで切り替える……という感じだ。
指定した時間になると音が止まる「SLEEP TIMER」もあるので、一応入眠にも使える。また、バックグラウンド再生もできるので、ネットサーフィンしながらのドローンも完璧である。やりたいかどうかはともかく。
なお、意味があるのかないのかちょっと微妙なところではあるが、色も変えられる。横にスワイプすると、ブッダマシーンの色が変わる。これはコメントに困るぐらい、本当にそれだけの機能である。
ざっと紹介してきたが、ヨガや瞑想の際に気分を盛り上げるBGMとして使う、入眠時に眠りを誘う手助けにするなど、シチュエーションによって役立つ場面は多いアプリだと思う。……物は言いようという感じがしなくもないが。
また、そもそもブッダマシーンは、ブライアン・イーノやデヴィッド・バーン、ジェネシス・P・オリッジ(Throbbing Gristle)といった大物アーティストもお気に入りのガジェットだ。そのことを考えると、音楽制作の飛び道具として使うのもありかもしれない。
使い方はまさしくあなた次第。100円で手に入る彼岸の音色を、ぜひ皆さまも。
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