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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第64回

「G2」「Xperia Z1」「Note 3」冬のグロスマのスタミナ最強は?

2013年12月09日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 強力なスペックでグローバルでも注目されているスマホ3機種、「LG G2」「Xperia Z1」「GALAXY Note 3」を比較しているスマホ定点観測。最後はスタミナと便利な小技をチェックする。ここまでは、GALAXY Note 3がリードしているが最終結果はどうなる!?

LG G2

Xperia Z1

GALAXY Note 3

主なスペックのおさらい

 比較しているのはドコモ「G2 L-01F」「Xperia Z1 SO-01F」、au「GALAXY Note 3 SCL22」の3機種。まずは主なスペックをおさらいしよう。

  ドコモ
「G2 L-01F」
ドコモ
「Xperia Z1
SO-01F」
au
「GALAXY Note 3
SCL22」
メーカー LG ソニーモバイル サムスン電子
本体サイズ 約71×139×9.2mm 約74×144×8.5mm 約79×151×8.3mm
重量 約145g 約171g 約171g
画面サイズ 5.2型 5型 5.7型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.3
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.3GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/2GB 32GB/3GB
メモリーカード カードリーダー同梱 microSDXC(64GB) microSDXC(64GB)
下り最大通信速度 112.5Mbps
(Xi)
150Mbps
(Xi)
150Mbps
(4G LTE)
LTE対応周波数 2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz
2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大8台) ○(最大10台) ○(最大10台)
カメラ画素数 1320万画素CMOS
(裏面照射型)
2070万画素CMOS
(裏面照射型)
1320万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 240万画素CMOS
(裏面照射型)
220万画素CMOS
(裏面照射型)
210万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 6時間50分 5時間50分 7時間20分
フルセグ連続視聴 × 3時間30分 ×
FeliCa
赤外線通信
NFC
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
HDMI △(SlimPort) ○(MHL) ○(MHL)
Miracast
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 2900mAh 3000mAh 3200mAh
Qi × × ×
カラバリ Indigo Black、LunarWhite Black、White、Purple クラシック・ホワイト、ジェットブラック

 これまでの比較では料金&スペック(関連記事)でXperia Z1が1勝、スピードチェック(関連記事)とカメラチェック(関連記事)でGALAXY Note 3が2勝を挙げている。LG G2は料金面でインパクトがあり、他のテストでも成績は悪くないが勝ちきれない。

 バッテリー容量も3機種中1番小さいG2だが、最後の今回はどうなるだろうか。

5.2型のディスプレーでもLG G2が優秀な結果

 まずはYouTubeの2時間視聴テスト。バッテリー消費の経過はアプリの「Battery Mix」でチェックした。以前はこのテストの前にワンセグの視聴テストを行っていたが、ワンセグの視聴時間は長時間が当たり前になり、公式スペックに近い数字が出るので省いている。

 なおLTEのエリア内でテストを行っており、LG G2とXperia Z1はLTEのアンテナが4本中3本、GALAXY Note 3は4本中4本立つ状態だった。

  LG G2 Xperia Z1 GALAXY Note 3
2時間視聴後の
バッテリー残量
81% 60% 78%

 このテストではLG G2が勝利した。バッテリーが81%も残っているのは歴代機種でも5位という好成績だ。バッテリー容量がやや小さく(といっても2900mAhもあるが)、5.2型という大画面だが、電池消費は少なめ。テスト後に本体を持っても、特に温かくなっているわけでもない。

 2位はGALAXY Note 3。テスト終了後に持つと若干温かいものの、許容範囲と言える。ただし以前ドコモ版のGALAXY Note IIを計測したときは残量88%で歴代1位だったので、それに比べると見劣りする。それでも優秀な成績と言える。

 3位はXperia Z1。残念ながら残量60%では歴代機種の中でも悪いほうになる。テスト終了後に手に持つとかなり温かいのも気になる。省エネモードの利用や設定のカスタマイズが必要となりそう。

カメラ・読書・地図を
連続で使ってみると?

 続いて、今回から新たに実際の利用に近いテストを行うことにした。まずカメラで50枚の静止画と10分の動画撮影を行なう。次に電子書籍のコミックを1冊読み、最後にマップアプリを起動し、ナビ機能(ベータ版)を使い、30分間ナビゲーションをしながら持ち歩く。

 それぞれのテストが終了した段階でバッテリー残量をチェックしているので、以下にまとめた。

  LG G2 Xperia Z1 GALAXY Note 3
カメラ撮影後 99% 93% 93%
電子書籍1冊 95% 86% 93%
マップ30分 86% 77% 80%

 これでも終始LG G2のバッテリーが多く、リードし続けた。全テストが終了したのはおよそ2時間後だが、残量86%なのでYouTubeを見続けるよりは電池が持ったようだ。

 GALAXY Note 3は電子書籍を読んでいる約20分間、まったく電池が減っていない。この画面サイズだと読書にも良さそうなのでうれしい。一方で地図を使い始めると、一気に13%も減っている。

 逆にXperia Z1は電子書籍を読んでいるときに、電池が7%も減っており、これが痛かった。地図のときは9%減でG2と変わらないが、最終的に残量は77%。YouTubeを見るよりもだいぶバッテリー残量は抑えられてはいるのだが。

 スタミナテストではLG G2がどちらのテストでもリードしている印象だ。

 次ページ以降では、ここまで紹介してこなかった端末の特徴的な機能をピックアップする。

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